機動戦士ガンダム
2131話
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「はい、そこ。何をしてるのかしら。アクセルが駄目って言ったでしょう?」
「ああっ! ちょっ、マリューさん! そんな!」
……うん。触らない方がいいと俺がレモンに言ったのに、それを聞いていながらもデータ取りをしたかった技術班の1人が、マリューによって鎮圧されていた。
何気に、マリューってシャドウミラーの中でも生身での戦いは上位に位置する実力者なんだよな。
いやまぁ、魔力とか気を知る前から、高い身体能力を持っていたから、当然かもしれないけど。
ともあれ、抜け駆けしようとした男はマリューに取り押さえられ、それを見ていた他の者達もそれぞれ動きを止めて、レモンからの指示を待つ。
「取りあえず、アクセルがいいって言うまでは外から見ておきなさい。……外からの観察でも、色々と分かる事はあるでしょ」
そんなレモンの指示を聞きつつ、俺は次第に機体に尻尾が馴染んでいくのを感じる。
そうして30分……いや、もう少しか? くらいの時間が経つと、そこでようやく俺はニーズヘッグが尻尾をしっかりと認識したと判断した。
「もう大丈夫だぞ。それで、これからどうする?」
「悪いんだけど、まずは私達の方で色々とデータを取らせて貰うわ。それから装甲や他のパーツを付けたりして……少なくても今日尻尾を動かして確認してみるってのは、ちょっと難しいでしょうね」
レモンの言葉に、少しだけ残念な思いはしたが……ニーズヘッグの現在の状況を考えれば、俺はそれに頷くしかなかった。
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