05.猫達は人狼ゲームをするそうです。
第3回 私/俺は占い師、アタシは霊能者。そして僕はGMです!(まだ出ません)
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自室で役職を確認し、各プレイヤーは屋敷の食堂に集まった。
『皆様、話し合いを始めて下さい』
無機質な放送が、食堂内に響く。如何やら、今回も監視されているらしい。
紗耶香「このゲーム、やったことがある人ー! あ、私やったことある」
宙「私達は全員、1回ずつはやっていると思います」
レン「あ、僕はやってないです!」
涙「ホンモノの人狼を混ぜた人狼ゲームに巻き込まれたことがある(一条頭領の部下の多くは人狼だからなぁ………)」
葉月「俺はさっきも言ったが、やったことがある。だが、凛はやってねぇ筈だ」
「………」無言で頷く凛。このゲームでも、無口キャラは崩さないようだ。
琴葉「如何する? 占と双子片割れだけ塩して貰う?」
レン「既に何を言っているのかがさっぱり何ですけど」
琴葉「双子片割れが進行で、霊はまだ出なくて良いでしょ。黒出たら出れば」
涙「お前何言ってんだよ」
アリサ「つまり、占い師と双子のどっちかは名乗れ!って事よ!! で、その出た方の双子が話し合いを進めて、霊能者はまだ名乗り出るな!って事」
宙「よく知ってるね、リサちゃん」
アリサ「コトのゲーム、ずっと見てたし。あ、塩って言うのは、カミングアウトの略語的なヤツ。自分の役職を明かす事をカミングアウト、COって言うらしい」
ユリア「あの、私が占い師……です」
凛「……俺が占い師だ」
視線が2人に集まる。
琴葉「占い2把握。占い結果をどうぞ」
葉月・紗耶香「(凛が喋った……!!?)」
ユリア「宙は人狼じゃない」
凛「……黒華妹は違う」
琴葉「お! 白凪君、白だしありがとー」
宙「ありがとうございます、ユリちゃん」
輝「あ、ボクが双子だよ」
葉月「サラッと言ったな……」
琴葉「あ、じゃあ進行よろしくー」
葉月を輝の前から退かし、琴葉が其処に立つ。
輝「うーん。じゃあ時雨ちゃんで」
紗耶香「え!? アタシ?」
輝「何となく。一番始めに経験者を探してるところが怪しい」
紗耶香「残念だけど、アタシは霊能者だよ」
琴葉「霊は回避でいっか。対抗も出ないし。時雨ちゃんは真だね」
輝「そっかぁ……じゃあ紫苑」
紫苑「……何故」
輝「全く喋ってないし。君より無口な白凪君が喋ったのにね」
琴葉「……回避は無いようね。じゃあ、ごめんね」
『話し合いはそれまでです。それではみなさん投票をはじめて下さい』
葉月「ワリぃな」
宙「ごめんね………」
『投票の結果本日処刑者は黒華紫苑様です』
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