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もしもコナン君の世界に入っちゃったら
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[9] 最初


「言ったでしょ?魔法使いよ。"工藤新一くん"」

私がそう言うと、コナン君は強ばった。

「お姉さん、黒ずくめの仲間……?」

コナン君が麻酔型腕時計をナルミに向ける。

「残念。違います。黒ずくめのこと知らないわけじゃない。でも仲間じゃない。」

コナン君はまだ腕時計をおろさない。

「じゃあ、警察?探偵?」

「魔法使い。」

会話は一向に進まない。


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