大学生そうゆな
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ゃん顔が赤いけどもしかして飲んだの? 大丈夫?」
「あ──」
「試しに飲んでみたら行けるっぽいんだよ!」
幸奈が唯一、遠慮せずに言える女子が戻ってきて説明をしようとするも、リーダー男子に遮られて何も言うことは出来なかった。
「ふーん。そうなんですか!」
その女子は納得したようで席替えで幸奈と離ればなれになった席へ移動していった。
──────────────────
幸奈がカルピスサワーを飲まされてから数十分後、歓迎会はお開きとなった。
「お疲れ様! 二次会やる人はハメを外しすぎないようにしてね! 短い間だけどこれからよろしくぅ!」
リーダー男子のその言葉に幸奈以外の全員が元気に返答して各々二次会やら、自宅やらを目指して去っていった。
「幸奈ちゃん大丈夫? 凄く赤いしフラフラだよ……? 奏輝君呼ぶ?」
仲のいい女子がそうやって進言してくれるが幸奈は呂律の回らない声で
「らい、じょうぶ……」
そうやって遠慮した。幸奈はあの後もう一杯、少し強い酒を飲まされて奏輝への連絡も忘れる程酔ってしまっていた。
「オレが何処か休める所まで送っていくよ! 君はどうする?」
「あ、私はこの後……」
「そうか。じゃあオレに任せて!」
「はい……幸奈ちゃんをお願いします……ではまた……幸奈ちゃんもまたね!」
リーダー男子がそう言って女子から幸奈を切り離した。女子はリーダー男子に任せて別れの言葉を言って去っていった。
「……桐凪ちゃん、大丈夫かい?」
「らい、りょうぶ……」
フラフラしてそう応える幸奈に、男は心配そうな、しかし作戦が成功したかのようなそんな顔だ。
「大丈夫じゃなさそうだね。ほら、肩貸すよ」
「ありらとう、ごらいます……」
幸奈は言われるがままに男の肩を借り、そのまま歩き始めた。
「こんなに弱かったのか、そりゃ飲まないわけだ……」
「ねむい……おうち……」
「そうか……じゃあ、家に来る?」
「そう……くん……かえ……ごめ……ん、なさい……」
既に脳が半分以上眠ってしまっている幸奈はマトモな受け答えも出来ずに男に連れられるがまま、人通りの少ない住宅街の方にどんどん進んでいってしまった。
「それにしても……」
男が視線を幸奈の方に移して、舐め回すかのように眺める。幸奈にしては珍しく、肩の露出をしている服が少し乱れていて胸元が露出してしまっている。
「何人かこれで引っかけて来たけどまさかこんな上玉を釣れるとはな……彼氏君には悪いが……クク……少しだけ味見を──」
周囲に人影は全くと言っていいほど無い。悪意しかない男の右手が幸奈の身体に迫ったその時
「失礼します」
背後から、落ち着い
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