機動戦士ガンダム
2130話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ケン達をホワイトスターに運んできたその日の夜、俺はケン達に関しての様々な手続きを終えた後、ホワイトスターにある自宅でレモン達を含む恋人達やルリとラピスといった子供達と食事をしていた。
とはいえ、その食事の最中も愉快な話ばかりをしている訳ではない。
「アサクラという男……許せんな」
シーマ艦隊が置かれている現状に、コーネリアは不機嫌そうにしながらハヤシライスを食べる。
尚、牛バラ肉とトマトがたっぷりと入ったハヤシライスで、ルーの上には半熟のオムレツがトッピングされている。
見るからに食欲を刺激するハヤシライスだったが、マリューが作ってくれただけに、匂いだけではなく味も当然のように絶品となっている。
そんな美味いハヤシライスも、シーマ艦隊の事情を改めて説明すれば面白くないと思うのも当然だろう。
「まぁ、アサクラに関しては今日連れて来たケン達外人部隊と同様に、ルナ・ジオンの建国宣言の時にしっかりとその辺を報告させて貰うさ。……シェリル、以前やって貰ったセイラの演技指導の方、後で通信でもいいから頼めるか?」
「任せなさい。どこに出しても恥ずかしくないアイドルにしてみせるわ」
「……いや、一応言っておくけど、アイドルじゃなくて王女……いや、女王か? 取りあえずそっちだからな?」
ルナ・ジオンの建国宣言で『私の歌を聴けぇっ!』とかやられたら、ちょっと……
そうなったらそうなったで、新しいファンを集められそうではあるけど。
シャア辺りが突撃してきたりしそうな気が、しないでもない。
「分かってるわよ。アイドルってのは芸能的な意味のアイドルじゃなくて、偶像的な意味でのアイドルよ。それならいいんでしょ?」
シェリルのその言葉に、頷きを返す。
シェリルが変に悪のりしなければ、こちらとしては特に突っ込む事はない。
いや、寧ろありがたいとすら思ってしまう。
自分という存在を魅力的に見せるという事に掛けて、シェリルは超一流の存在なのだから。
それはシェリルが歌を出している世界では常に世界的な成功を収めている事が証明している。
「取りあえずケン達の問題もあって、ルナ・ジオンの建国は早まる事になりそうだが……こっちの戦力はどうなっている?」
今更……本当に今更の話だが、全員の機体に対し、一気に新型のPS装甲やその他諸々のシステム更新、新型になっている部品の採用といった改修を行うというのは、ちょっと無謀だったか?
とはいえ、あの時はまだUC世界に行くなんて思いもしなかったし、何よりもUC世界で新国家の建国なんて事になるとは思ってもいなかった。
「そう、ね。何だかんだと結構頑張ってる人も多いし、W世界のMSの改修作業を考えると……後10……いえ、15日くらいは必要かしら。ただし、スレ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ