機動戦士ガンダム
2130話
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イの為に新たに開発しようとしていたヴァイクルの改修機はまだ全然手を付けてないから、スレイはシャドウでの出撃になるわよ。五飛のMSもね」
「……半月か」
今日が3月20日だから、4月上旬。……それくらいなら、何とかなるか?
スレイのヴァイクルに関しては、一応元の設計データがある程度あるとはいえ、ET-LINKシステムの方もまだ開発は終わってないらしいし、シャドウで我慢して貰うとしよう。
もっとも、幹部陣が使っているシャドウは、基本的にカスタム化されている機体が多いのだが。
元々のシャドウがカスタム系の機体並の性能を持っているのに、それを更にカスタムかするのは……いや、これは考えてもしょうがないか。
五飛のMSについては、今の状況でもザクよりは遙かに高い性能を持っているので、取りあえず今は問題ないだろう。
「ニーズヘッグの方は?」
「ニーズヘッグは……」
そう言ったレモンが、微かにその美しく整った眉を顰める。
レモンがこうまで態度に示すという事は、上手くいってないのか?
「何か問題でもあるのか?」
「ええ。新しく尻尾を作ったでしょ? あの部分が、どうにも上手く繋がらないのよ」
この場合の繋がらないというのは、文字通りの意味で設計ミス……という訳ではなく、T-LINKシステムとかのシステム的な問題だろう。
「新型のT-LINKフレームの方はどうなんだ? ニーズヘッグの装甲とか内部構造を丸ごと新型のに変えたんだろ?」
ニーズヘッグの尾も、新型のT-LINKフレームを使って作られている。
だが、レモンのその声から考えると、機体の本体の方は特に問題なく起動しているが、尻尾だけが上手く繋がらないと言ってるように思えた。
そして、事実レモンは俺の言葉に頷きを返す。
「そうね。アクセルの言う通りで間違いないわ。これは恐らく……」
レモンはマリューに視線を向け、その続きを話すように促す。
マリューはオニオンスープを飲んでいた手を止め、口を開く。
「恐らくだけど、アクセルがFate世界に行った時に宝具化した影響が出てるんだと思うわ」
「……宝具化?」
自分が人間から半サーヴァントになった時の事を思い出したのか、綾子がマリューに視線を向ける。
まぁ、あの聖杯戦争で綾子の運命はこれでもかってくらい変わってしまったのは間違いないしな。
「ええ。宝具……というか、ニーズヘッグが魔力属性とでも呼ぶべきものを得てしまったでしょう? けど、その魔力属性を得たのは、あくまでも現在のニーズヘッグという形の物なのよ。だからこそ、ニーズヘッグの本体は新型のT-LINKフレームに変更しても、しっかりとそれを認識する。けど……宝具になった時のニーズヘッグには、当然のように尻尾はな
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