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繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
05.猫達は人狼ゲームをするそうです。
第1回 朝起きたら突然、目の前に血塗れの黒猫が居た。でも、実際は猫じゃ無くて人間です。
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 急に飼っている猫の名前を叫ぶ琴葉に、涙と葉月が連携して圧力を掛ける。

「間違いない! 此奴はグレースだ!! 嗚呼、残念だったなぁ!! 真逆、初日犠牲に選ばれてしまうなんてー! ドンマイグレース! ざまぁ見ろ阿呆ゲームマスター!!」
「ま・さ・かぁ!? 此の人は猫に変身できる能力者!!? いや、猫が人間に!!? どちらでも、アタシにとっては最高さっ!! ありがとう世界!! ありがとう黒華妹!!」
「「アーッハハハハ!!!」」

 駄目だ、此奴等(琴葉&紗耶香)狂ってる。満場一致だった。

「あの、初日犠牲とは………」
「あー、えっとな? 此のゲーム、『人狼ゲーム』の初夜に、人狼に殺された奴の事だ。俺もあんま良くわかんねぇが」
「あ、ありがとうございます! 葉月さん!!」

 狂っている2人を放っておいて、レンと葉月は話を進める。

「にしても、さっさと役職確認しないとだな。話し合い無しで夜になんのは困る」

 葉月は完全に2人に背を向けて言う。序でに、耳を塞いで。

「あの、葉月さんはやったことがあるんですか?」宙が聞く。
「嗚呼。結構昔だけどな。相手の思考を読んだり、自分の思考を読ませない為の訓練に使った覚えがある」葉月が答える。

「また、貴方達2人で全部持ってくのー?」アリサが頬を膨らませながら言う。
「彼奴もわかんのか? 昔やらせた覚えはねぇけど」葉月が顔を顰めながら聞く。
「うん………最近、ずっと『人狼ジャッ○メント』ってアプリを」ユリアが呆れた様に言う。

「よし、彼奴殺す」

 葉月は拳を強く握った。

「「アーッハハハハ!!」」


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