最終章:夢を追い続けて
第75話「そして……」
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たし。
「私も驚きました……。まさか素人目でもわかる程、無理矢理だなんて……」
「何、一度通ったのであればこちらのものだ」
ユーリも事情を知って驚愕したらしい。
まぁ、我ながらぶっ飛んだ考えだったしな。
「あれ?束さん、クロエは?一緒にいたはずじゃ……」
「あ、くーちゃんなら桃花さんの所に行ったよ。ゆーちゃん達とは別の所にいたから、まださー君達が起きたのを知らないからね」
「なるほどね」
桃花さんの所か……。
あの人の事だし、心配しているのをまた抱え込んでいたんだろうな。
「さて、これだけ揃っているなら話しておくか。これからの事をな」
そう言って、千冬姉は切り出した。
これから、俺たちがするべき事を。
まだ確定していない“理想の未来”を確定させるための事を。
「……っと、よし……」
あれから数週間後。
俺はリハビリをしながら毎日を過ごしている。
あの後、千冬姉の話が終わった後に桃花さんやグランツさん、とにかく色んな人が入り乱れる事になって、てんやわんやになってしまった。
まぁ、必要な事は済ませたし、何とか落ち着いて解散。
数日後、改めて全部終わった事を祝ってちょっとしたパーティーを開いた。
参加者は桜さん達を抜いた皆だ。
さすがに事情聴取だとか、色んなやるべき事が残っているから、俺たちだけで開くにしても、ちょっと豪勢に飲み物や食べ物を振舞う程度に収めた。
桜さんや束さんが参加できないのを悔やんでいた顔を思い浮かべながら、それを肴に酒を飲む千冬姉はどうかと思ったが……。
「秋兄、調子はどう?」
「ん、順調だ。鍛えた分、俺も常人より治りが早いらしい」
骨の罅も過度な運動をしなければ普通に動けるぐらいにはなっている。
ちなみに、束さんと桜さんは既に完治していた。
「そういえば、グランツさんが今度新システムに挑戦するんだって」
「ブレイブデュエルのか?」
「うん。なんでも、相性のいいカード同士を合体……みたいな?」
詳しく聞くと、どうやらなのはやその友人のプレイを見て思いついたそうな。
予定としての名前はユニゾンシステムらしい。
「面白そうだな」
「仮想空間なら秋兄も存分に体を動かせるからね。テスターになってみる?」
「どうしようか……」
別になってもいいけど、純粋に遊びたい気もある。
……まぁ、両方やればいい事か。
「……お、早速やってるな。あの人達」
「へぇ、どれどれ……あはは!流石だね!この分だと世界中の技術が発展しすぎるんじゃないの?」
俺たちが見ているのは、所謂ニュース情報。
そこに載っ
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