機動戦士ガンダム
2129話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
オンの鷹とか、そっち系の話をしっかりと聞いておく必要があるからな」
「あー……まぁ、頑張ってくれ」
そう告げ、ケンを含めてこっちに視線を向けている者達に向かって口を開く。
「そんな訳で俺は行くけど、何か分からない事があれば、そっちの量産型Wか、こっちのムウ・ラ・フラガにでも聞いてくれ」
ムウの名前に一部の者達がざわめく。
まぁ、俺が誰なのかというのは詳しく知らせてない者も多いんだから、それは当然だろう。
ムウ本人は微妙な表情を浮かべているが……まぁ、頑張ってくれ。
軽くその肩を叩き、ムウに恨めしげな視線を向けられつつ、俺は影のゲートに身体を沈めるのだった。
影のゲートから姿を現したのは、政治班の面々がいる場所。
とはいえ、千鶴と凛は現在ズム・シティにいるので、ここに残っているのはそれ以外の面々となるが。
「アクセル君!」
最初に俺の存在に気が付いたのは、当然のようにあやか。
エザリアやレオンに比べると、個としての性能が高いだけあって、この結果は当然なのだろう。
「悪いな。事情の方は知ってるか?」
「ええ、明日菜さんを既に向かわせてますわ。あのお猿さんが、今回は一番相応しいでしょう」
相変わらず明日菜と仲の悪いあやかだったが、実はそれは表向きだけなんだよな。
実際にはお互いを深く信頼し合っているというのは、シャドウミラーのメンバーなら誰でも知っている。
もっとも、それを言っても本人は絶対に認めないのだが。
「そうか。明日菜ならいいか」
基本的に雑務と呼ぶべき仕事をする事が多い明日菜だけに、この手の仕事は十分にこなせる筈だ。
「他にも量産型Wとバッタを向かわせていますので、生活の心配はないかと」
レオンの言葉に、俺は頷きを返すのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ