暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2129話
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オンの鷹とか、そっち系の話をしっかりと聞いておく必要があるからな」
「あー……まぁ、頑張ってくれ」

 そう告げ、ケンを含めてこっちに視線を向けている者達に向かって口を開く。

「そんな訳で俺は行くけど、何か分からない事があれば、そっちの量産型Wか、こっちのムウ・ラ・フラガにでも聞いてくれ」

 ムウの名前に一部の者達がざわめく。
 まぁ、俺が誰なのかというのは詳しく知らせてない者も多いんだから、それは当然だろう。
 ムウ本人は微妙な表情を浮かべているが……まぁ、頑張ってくれ。
 軽くその肩を叩き、ムウに恨めしげな視線を向けられつつ、俺は影のゲートに身体を沈めるのだった。





 影のゲートから姿を現したのは、政治班の面々がいる場所。
 とはいえ、千鶴と凛は現在ズム・シティにいるので、ここに残っているのはそれ以外の面々となるが。

「アクセル君!」

 最初に俺の存在に気が付いたのは、当然のようにあやか。
 エザリアやレオンに比べると、個としての性能が高いだけあって、この結果は当然なのだろう。

「悪いな。事情の方は知ってるか?」
「ええ、明日菜さんを既に向かわせてますわ。あのお猿さんが、今回は一番相応しいでしょう」

 相変わらず明日菜と仲の悪いあやかだったが、実はそれは表向きだけなんだよな。
 実際にはお互いを深く信頼し合っているというのは、シャドウミラーのメンバーなら誰でも知っている。
 もっとも、それを言っても本人は絶対に認めないのだが。

「そうか。明日菜ならいいか」

 基本的に雑務と呼ぶべき仕事をする事が多い明日菜だけに、この手の仕事は十分にこなせる筈だ。

「他にも量産型Wとバッタを向かわせていますので、生活の心配はないかと」

 レオンの言葉に、俺は頷きを返すのだった。
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