機動戦士ガンダム
2129話
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これは一体……」
自分達の後ろからやってきたエアカーに、俺が乗っていたのはケンも気が付いていたのだろう。エアカーから降りた俺に向かって真っ直ぐに近づいてくる。
「ここがお前達が暫くの間暮らす住居となる。取りあえず、普通に生活する分には問題ない筈だ。何か分からない事があったら、量産型W……あの、ヘルメットを被っている奴に聞けばいい。ああ、でも人数が少ないから、後でもう少し量産型Wをこっちに寄越すように言っておく」
「……その、取りあえずこれは聞いておきたいんだが……量産型Wって、それはつまり、どういう事なんだ?」
「ん? その辺りの説明も受けてなかったのか。あれは俺達シャドウミラーの主力の量産型W。言ってみれば、人型のアンドロイドみたいな感じだ」
「人型アンドロイド……そんな技術が……」
実際には人造人間なのだが、この辺は色々と面倒臭そうなので適当に誤魔化しておく。
まぁ、ルナ・ジオンの建国が完了した後であれば、量産型Wがそのような存在なのだと言ってもいいだろうが。
今ここでそれを言い、余計な面倒は増やしたくはない。
俺達……そしてシャドウミラーと関わっている世界の者にしてみれば、量産型Wは特に問題なく受け入れられているのだが。
「取りあえず、詳しい話は後で誰か人をやるからそれまではこの区画にある家で自分の住む場所を決めてくれ。それが決まったら、俺の空間倉庫に入っている家具とかは出すから。ああ、取りあえず家具とかじゃなくて手荷物は置いていった方がいいか」
空間倉庫の中から、バッグやスーツケースといった持ち運び出来る物を次々に取り出しては、目の前に積み上げていく。
次から次に出てくる自分達の荷物に、人質となっていた面々は……いや、ケン達外人部隊も含め、唖然として視線を向けるしかない。
俺にとっては、それこそいつもの事なんだが。
「じゃあ、今日中に誰か色々と説明する奴を寄越すから、それまでは適当にしていてくれ。ああ、水の類はどの家でも普通に出るけど、食べ物とかは……量産型Wに言えば用意してくれる。やっぱりもう10人くらいは量産型Wとかバッタは必要だな」
「……バッタ? それは、虫のか?」
「いや、違う。シャドウミラーで使っている無人機だよ。丁度膝くらいまでの大きさで、色々と手助けをしてくれるんだ」
「あー、うん。分かった。いや、取りあえず俺の頭はパンク寸前なのが分かった」
「ま、ここでの生活は習うより慣れろって感じだよ。……アクセル、量産型Wだけじゃあ、多分色々戸惑うと思うから、俺もここに残って説明しておくよ。それでいいだろ?」
ムウがそのように言ってくるのは、正直なところかなり予想外だった。
いやまぁ、そうしてくれると助かるけどな。
「いいのか?」
「ああ。エンデュミ
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