機動戦士ガンダム
2129話
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北海道よりも大きな場所に新たな生態系を作るのだ。
当然ながらそれには大量の生き物が必要で、その中にはかなり巨大な生き物も多い。
勿論そのような生き物でも、シャドウミラーの技術力や戦力があれば、UC世界まで連れてくるのは難しい話ではないだろう。
だが、この世界にやって来るということは、当然のようにホワイトスターの転移区画を通ってくる必要があるのだ。
迂闊に巨大な生き物を運ぼうとすれば、間違いなく騒動になるし手間も掛かる。
そうなると、やはりマイクローン装置を使って小さくして連れて来た方が効率的だという事なのだろう。
個人的にマイクローン装置はあまり好きではないのだが……今回はやむを得ない、か。
マクロス世界で地球の復興に使われたマイクローン装置の類には、致命的な……とまではいかないが、不具合があったらしい。
それを聞いてから、どうもマイクローン装置は好きになれない。
勿論、現在ではマイクローン装置を改良し、問題がなくなっているというのは分かっているのだが。
それでも不具合があったとなると……少し思うところがあるのは間違いない。
とはいえ、俺がマイクローン装置を嫌っているのは、あくまでも俺の嗜好でしかない。
であれば、今回はその技術に頼らせて貰った方がいい。
俺の空間倉庫に生き物も入れられれば、こういう時に便利なんだが。
ああ、でも便利すぎると、それはそれで困るな。俺だけが働くとか、そういう事にもなりかねない。
……エザリアとかがいれば、そういう心配はしなくても良さそうだが。
「それで、生き物とかを集めるのに、具体的にはどれくらいの時間が掛かるんだ? サイド3の方では、これから切羽詰まってきそうなんだけど」
「さぁ? 俺もそこまで詳しくは知らねえよ。その辺りは、それこそ政治班に聞いた方がいいんじゃないか?」
そう言われれば、俺も納得するしかない。
実際、ムウの所属は実働班で、その辺りの事情は知らなくてもおかしくはなかった。
いや、寧ろここまで知っていた事に驚いた。
ナタルかレイ辺りから聞いたのか?
そんな風に考えている間にもバスとエアカーは進み続け、やがて目的の場所に到着する。
交流区画からある程度離れている場所。
止まったバスから、ケン達が降りてくる。
……メイが何だか妙に興奮しているように見えるのは、シャドウミラーの技術について気になっているのだろう。
とはいえ、転移以外に特に何か特別な技術を見せている訳でもない以上、そこまで……ああ、いや。転移という技術そのものに驚いているのか。
まぁ、量産型Wを置いておけば、答えても問題のない質問には答えるだろう。
ケン達で何か分からない事についても、大体は答える事が出来るだろうし。
「アクセル、
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