第七幕その八
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「こうした服や靴だと寒くて仕方がないから」
「ううん、お洒落で靴を履けないんだ」
「お洒落は出来ても」
「そうした靴はだね」
「履けないの」
「それは困るね」
「分厚くて暖かい」
そうしたというのです。
「靴を履いてるのよ」
「僕達はね、そんな寒い場所にいないから」
それでと言うホビットでした。
「お洒落で履くけれど」
「それでもよね」
「暖かい為には履かないね」
ここでその場にいるホビット達で言うのでした、皆今は楽しく飲んで食べてそうしながらそれぞれのジュースの泉の中に囲まれています。
「そうそう、僕達はね」
「安全の為には履くけれど」
「足の甲や指や爪を守る為に」
「何といってもお洒落の為にね」
「履くけれど」
それでもというのです。
「寒いから履くっていうのは」
「ちょっとね」
「履かないね」
「そうしたことはわからないよ」
どうにもとです、ホビット達はお互いにお顔を見合わせてお話をします。
そしてです、ホビット達はここで自分達の靴を出しました。見ればその靴は黄色くてとても可愛い木の靴でした。
その靴達を履いてです、それでナターシャ達に言うのでした。
「ほら、いいよね」
「お洒落だよね」
「この靴いいよね」
「いい靴だよね」
「ええ、ただね」
それでもとです、またお話したナターシャでした。
「ロシアでは寒さ対策でもあるの。靴下もね」
「ああ、靴下ね」
「それも履くんだね」
「僕達も靴下履くよ」
「けれどやっぱりお洒落だよ」
「その為に履いてるよ」
そうしているというのです、靴下も。
「けれどなんだ」
「ロシアじゃ寒いからなんだ」
「お洒落以外にも」
「それが目的なんだ」
「基本そうなの、足が寒いから」
本当にそうだからだというのです。
「ロシアじゃ靴下も履くの」
「成程ね」
「そうした意味もあるんだね」
「僕達にとっては大発見だよ」
「お洒落以外の目的で履くのはね」
「そうよね、けれど今はね」
オズの国ではというのです。
「完全にね」
「お洒落だね」
「その為に履いているんだね」
「そうなの」
こうホビット達にお話しました。
「冬は寒いから暖かいものを履くけれど日本の冬はロシア程じゃないし」
「その寒さもだね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「今はお洒落を基本に考えているわ」
「君もそうなんだね、じゃあお洒落でね」
「靴を履いていくのね」
「僕達はこれからもね、こうしてね」
早速その木靴を履いたホビットでした、他のホビット達もそうしました。
そしてです、警戒にダンスを踊って言うのでした。
「楽しくお洒落で履くよ」
「靴を」
「そうしていくよ、昔は僕達も靴は履かなかった
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