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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2128話
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イが話している間に、出発の準備を整えたのだろう。コッセルがそう告げてくる。

「分かった。じゃあ、早速出発するか。……偽装の方は問題ないな?」
「あのなぁ。誰がボルドーとマハルを繋げるんだよ」
「一応、ボルドーにも街中には監視カメラとかはあるんだろ? なら、そこから俺に辿り着くのも不可能じゃない筈だ」
「不可能じゃないかもしれないけどな。そもそも、どうやってアクセル1人でこれだけの人数を助け出すんだよ。影のゲートだったか? あれについて知らなければ、どうしようもないだろ」

 呆れたように俺を見ながら言ってくるコッセル。
 まぁ、そうだろうな。人質達がいなくなったと上の人間達が知る事が出来るのはいつになるのかは分からないが、それで調べれば建物の中に家具の類は全く何も残っておらず、しかも外人部隊の人間も全員揃って兵器諸共に行方不明。
 ……普通なら、どうやって脱出させたのか、絶対に分かる筈はない。
 ジオン公国としては、MS諸共に連邦軍に亡命される……ってのが最悪の結論だろうな。
 とはいえ、ジオン軍も外人部隊を何も警戒していなかった訳ではなく、ジェーンを派遣したりもしていた。
 ジオン軍にとって想定外だったのは、ジェーンが既にザビ家を……ジオン公国を見限っていた事だろう。
 結果として、ムサイ諸共にMSもそのまま行方不明になるのだから。
 ちなみに、その辺の手配をしたのもシーマ達海兵隊と、ジェーンが手を組んだ結果だ。
 何だか最近、海兵隊万能説って説を思い浮かべるようになってきたんだが……実際にそれだけの実力を発揮しているのだから、その説も間違ってはいないだろう。

「ジオン公国はいずれこの傲慢を償う事になるだろうな」

 コロニー公社の人員を人質にとって、ジオン軍の為に働かされていたのだ。
 それが公になれば、当然のようにジオンは非難されるだろう。
 そして連邦もジオンを責める内容があるのであれば躊躇はしない筈だ。
 ……ジオンも、外人部隊が消えたという事を知れば必死にその行方を追う筈だ。
 シャドウミラーやルナ・ジオンという存在は認識出来ていなくても、ボルドーに俺がいた事から、こっちに辿り着く可能性がない訳でもない。
 エデンを見張っている連中は魔法で誤魔化しているが……それも、いずれは破綻する筈だ。
 そうなると、そろそろ本格的に動く必要が出てくるのは間違いない。
 まだ接触していない重要人物として、首都防衛隊のアンリ・シュナイザーがいる。
 そちらとも出来るだけ早く接触するようにした方がいいな。
 出来れば、首都防衛隊という戦力も引き入れたいところだ。
 聞いた話によると、首都防衛隊というのは戦傷によって前線で戦えなくなったMSパイロットがメインの戦力らしい。
 まぁ、腕がなくなったり、足が
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