機動戦士ガンダム
2128話
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味を抱くだろう。
いや、興味を抱くのはいいが、それを調べて他の世界の技術を習得してしまう可能性が高い。
それは悪くないのだが、そうなれば当然のようにメイはその技術を使ってMSを開発するだろう。
それは、UC世界のMSはUC世界の技術で発展していって欲しいという、俺の……そしてシャドウミラーの希望から外れてしまう。
もっとも、その辺りは俺が心配する事じゃないか。
それは技術班が説明し、メイが納得した上で判断すればいい。
「これから行く場所には、色々と面白いものがあるから、MSよりもそっちを楽しみにしていたらどうだ? ……ああ。いや。MSって事なら、俺のFS型ならいじれるけど、どうする? ケン達のMSもあるだろうし」
外人部隊として働いている以上、当然ながらケン達にもMSが支給されている。
もっとも、S型でもなく、FS型でもなく、普通のF型だが。
それでも最初期のMSとして、ザクの完成度は高い。
FS型を調べたレモン達が言うには、かなりの拡張性が見込まれるって話だし。
「うーん、でも……出来れば他の機体にも関わりたいんだけどね。どうにかならない?」
「その辺りを俺に言われてもな。まぁ、ジオン軍と敵対する事になったら、向こうのMSも入手出来るだろうけど。後は、シャドウミラーの方で色々と見てみると面白いかもな。魔法とか、興味ないか?」
この年代なら魔法とかに興味を持つ筈。
そんな風に思って言ったのだが、メイから返ってきたのは気が乗らなさそうな視線。
「あたしは、魔法とかよりもMSに興味があるの!」
「……そうか。まぁ、これから行く場所でなら、そういうのにもそれなりに興味深い物を見られるかもしれないから、それを楽しみにしてるんだな」
うん、メイに関してはもう技術班に丸投げしよう。
そっちの方が、ここで下手に俺が考えるよりも問題はない筈だ。
「そう? まぁ、そう言うのなら、ちょっと我慢はするけど……お父さん達もそっちに行くって話だし」
カーウィン家は、父親もジオニック社に勤めているのだろう。
ダイクン派ということで、目を付けられていたにも関わらず、それでも今まで無事だったのはそういう理由からか。
もっとも、メイという格好の人質がいる以上、当然のようにザビ家が動く可能性はあったが。
それもあって、凛との交渉に乗ってきたんだろう。
まぁ、ダイクン派の中でも有名だったラル家や、何よりもアルテイシアがいるというのが響いているのだろうが。
ともあれ、俺がメイと話している間に、再会の喜びも一段落した。
正確には今は出来るだけ早くここから移動しなくてはならないと、そう判断したのか。
「アクセル、こっちの準備は出来てる。いつでも出発出来るぞ」
俺とメ
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