なんか出てきちゃったお蔵入り短編
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船に乗ったのを最後に、その消息を絶つ。
≪活躍≫
大陸最強と呼ばれ、『恩恵』持ち戦士を何度も退けた『フリードマン傭兵団』の設立者の一人。後に大幹部を経由し、代表になる。
戦時中は『恩恵』を与えられない立場にあったにも拘らず、当時はまだ無名だった『フリードマン傭兵団』のメンバーとして前線に立って戦った。詳細な戦果は不明瞭な部分も多いが、『悪魔の矛』の異名で知られる槍の名手であったことや、王国からの信頼が厚く多くの戦場で戦果を挙げたことで知られている。
確認できる限り、戦局を左右する大きな戦いでは必ず彼とその仲間たちの活躍があると言っても過言ではない。最も有名なのが、12歳の頃、ジョウラク戦役に於いて一騎打ちも含め神の恩恵を受けた眷属4名の首を打ち取ったことである。うち2名がレベル2であり、この大打撃が傭兵団の渾名に『眷属殺し』を加える要因となった。
また、独自の技法で『手投げ弾』を開発。この発明は後に統一連合の中枢となるマルティン王国の正式な武器として採用され、反連合派を追い詰める一因となった。当時の国王であるラルカ2世はこの功績を高く評価し王国軍の高官の席を用意したが、彼は傭兵団としての矜持から断ったという。
他にも部隊長としての指揮には定評があり、執拗なゲリラ戦法による兵糧潰しから少数精鋭の奇襲作戦まで、常に相手を後手に回らせる戦運びで傭兵団を勝利に導いたとされている。
その後も統一連合が樹立するまで最前線で戦い抜き、終戦を迎える。
彼が最後に参加した『ミコトノリ決戦』は戦時中最大の混戦となり、この戦闘によって民兵最強と名高い傭兵団も壊滅状態となった。この際に傭兵団の設立者が彼を除いて全員戦死したため、彼を『最後の傭兵』と呼ぶ者もいる。
戦争終結と同時に戦功者式典に呼ばれるも、これを拒否。傭兵団の生き残りを集め、正式に傭兵団の解散を宣言。この知らせは戦争の終結を象徴する出来事の一つとして大陸中に響き渡った。
≪人物≫
彼と親しい間柄にあった人間は悉く戦死しているため、彼の人物像には不明瞭な点が多い。ただ、戦場においては例え何が起きても常に冷酷だったとされている。反面、酒や食事の場では同僚たちと楽しげに語らっていた所が目撃されている。また、統一連合を去る直前、彼が時価5000万ヴァリスの『神酒』を購入して戦友の墓地に供えたという逸話から分かるように、仲間との信頼関係が非常に深かったことが伺える。
―――『統一連合偉人図鑑』57ページより抜粋―――
「それ、誰?」
「わわっ!あ、アイズさん!?」
不意に上から声をかけられ、レフィーヤはぱっと顔をあげる。そこには尊敬する先輩のアイズの顔があった。本に夢中になりすぎてアイズが近くにいる事にも気付けなか
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