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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百十三話 帝国軍にまた新たな元帥が誕生します。
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った気持ちがある。
「教官。」
「なに?」
「大動員令が発令されたことはやむを得ないことと思います。ですが・・・・。私、この戦い、何か不安を感じて仕方ないのです。何か、取り返しのつかないものに私たちは足を踏み入れてしまったのではないかと、そう思えて・・・・。」
教え子の不安はイルーナ自身も感じ取っていることだった。あのシャロンの絶対的な自信たっぷりの言動は、シャロン自身の性格に他ならぬことだ。だが、シャロンは勝算のない勝負は挑まない。だとすれば――。
「それは私も感じていることよ。でも、フィオーナ。放置しておけば、シャロンは今度こそ帝国領における有人惑星を片端から消しにかかる。先日帝都に現れた様に造作もなくやってのけるでしょう、それを・・・・・・・。」
「どうかされましたか?」
「いえ、何でもないわ。あなたも準備があるでしょう。それまでは休息して英気を養ってちょうだい。いいわね?」
「はい。ですが、教官もご無理をなさらないでください。」
「・・・・ありがとう。」
フィオーナが出ていった後、一人佇んでいたイルーナは考え込んでいた。
(まさか・・・・まさかとは思うけれど・・・・。いえ、それほどの大それたことはいくらシャロンでもやるはずがないわ。)
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