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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica17守られのお姫様〜One day〜
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「お疲れ様です、ノーヴェ姉様」
「お、おう。お疲れ・・・。えーっと、今日のトレーニングスケジュールは・・・」
聞いても良いのか判らない。でもわたしは「スバルさん、どうでしたか・・・?」って、意を決して聞いてみた。ディードはチラッとノーヴェを見て、ノーヴェは少し俯いた後、「いつも通りの
姉貴
(
スバル
)
だった」って漏らした。
わたしを狙ってる最後の大隊、そこにスバルさんが所属していた。すずかさんやノーヴェ達のお姉さんであるトーレさん、クアットロさんと交戦して、そして逮捕されちゃったみたい。そのニュースを観た時、本当に信じられなくて何度を目をこすった。
「スバルが犯罪者になるなんて信じられっかよ。ヴィヴィオも、フォルセティも知ってるだろ。あの正義感の塊みたいなスバルを」
スバルさんは、わたしやフォルセティがお世話になった機動六課っていう部隊で、なのはママの部下だった。そしてわたしにとって最初のコーチでもある。だからこそノーヴェと同じ気持ちだ。
「ノーヴェ姉様。スバル姉様はやはり本物だったのですね・・・?」
「母さんや父さんにギンガが本物だって言うんだ、間違いねぇよ。それに、トーレ姉の話じゃスバルが戦闘で振動破砕を使って、セッテ姉を倒したらしい」
「振動破砕を、ですか。あれはスバル姉様にしか使えない特殊なスキルですし。私やオットーのような替えの利くものではありません」
「ああ。記憶の方もしっかりとスバルのもんだったし、偽者じゃないってことは確かだ」
ノーヴェとディードの会話をちょっと離れたところで聞くわたし達。フォルセティが「じゃあ洗脳とかかな・・・」って小声で漏らしたら、「それが判らねぇんだよな」ってノーヴェが溜息を吐いた。
「魔法や何かしらの術で洗脳された奴は、必ず脳波に何かしらの異常が出るらしいんだよ。でもスバルの診断は異常なし。だから局は、スバルは自分の意思で最後の大隊に下った、って判断を下そうとしてる」
「そんな!」
わたしは堪らずそう叫んだ。最後の大隊は犯罪者を容赦なくその手にかけてる。そんな組織の一員として立件されたら、スバルさんも人殺しの罪を一生背負わなくちゃいけなくなる。
「大丈夫だ、ヴィヴィオ。すずかさんやウーノ姉たちが何とかしてスバルが最後の大隊に入った経緯を調べて、洗脳されてる証拠っていうのを出すって言ってくれてるし。あのヴァスィリーサ中将だって、局の上層部に待ったを掛けてくれてる。大丈夫さ、きっと・・・!」
ノーヴェが自分にも言い聞かせるようにそう言ってわたし達に微笑んで見せた後、「おし! 暗い話はこれくらいだ!」って手をパンパン!と強く打った。それからはノーヴェによる直接トレーニングで午前の部は終了になった。
「お疲れ〜」
ヘトヘトにな
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