暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica17守られのお姫様〜One day〜
[4/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ヴェに代わってみんなに指示を出す。初めは最年長で一番強いアインハルトさんがリーダーでいいんじゃないかな、って考えてたんだけど、すべての始まりはわたしだって事で、満場一致でわたしがリーダーになった。
「リオ、ちょっとミット打ちに付き合って」
「ん、いいよ! ミット借りま〜す!」
コロナもインターミドルに出場することを決めて、ゴーレム創成だけじゃなくてフィジカルトレーニングもしっかり始めた。コロナはゴーレムを主力として戦うスタイルだけど、インターミドルのルールで、ゴーレムを創成し終えた状態で持ち込めないみたい。だからステージに立って、戦闘開始してから創成しないといけない。その間、コロナは無防備になる。その対処が、コロナ自身が格闘・魔法戦を出来るようになること、だ。
「しっかり鍛えて、みんなと一緒に都市本戦!」
「おー! 都市本戦!」
ミットを殴って、パシンパシン!と景気の良い打撃音を出す中、コロナが大声でチームナカジマの目標を発した。今のままだとエリートクラスの地区予選で落ちるってノーヴェに言われてるわたし達。あのアインハルトさんですら都市本戦までは進めないって言われちゃったし。
(だからこそ今よりもっと強くなって、都市本戦を目指す!)
ギュッと握り拳を作って燃えてるところに、「ヴィヴィオさん」ってアインハルトさんに呼ばれた。手にしてるのはコロナ達が使ってる両手にはめるミット。
「お相手よろしいですか?」
「はい、もちろんです!」
ミットを打つ方、持つ方は交代で行うことになって、まずはアインハルトさんが打つ方、わたしが持つ方に。アインハルトさんの打撃は本当に重いから、わたしも気合を入れないと吹っ飛ばされちゃう。静かなジムにパシン! バシン!と打撃音だけが鳴り響く中、器具が置かれたエリアからドォン!って大きな音が。
(フォルセティだ)
天井から吊るされてるサンドバックを殴っては蹴って、それはもうぐわんぐわん揺らしてる。フォルセティもフォルセティで、以前にも増して格闘技が強くなっちゃってるんだよね。何せ、お父さんのルシルさんやお姉さんのアインスさんみたく、オールラウンダーな魔導騎士を目指すって決めたから。
(前にも言ってたけど、強くなるのはわたしを守るため・・・。嬉しいのは嬉しいんだけど、やっぱりなんだか申し訳ないって気持ちをあったりするわけで・・・)
でもだからこそ、わたしも強くなろうって思える。アインハルトさんと交代して、今度はわたしがミットを打つ。それからそう間もなく「悪い。ちょっと遅れた」ってジャージ姿のノーヴェとも合流。いつもは自信ややる気に満ちてるノーヴェなんだけど、今日は少し疲れてるみたい。その理由は・・・判ってるけど。
「「「「「お疲れ様です!」」」」」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ