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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica17守られのお姫様〜One day〜
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―H―◇みたいな形をしていて、東館に地下駐車場、西館の地下にプールとジムがある。
「なんだかさ。使用人の人たち、あたし達とすれ違うたびに足を止めてお辞儀するよね」
「なんだか悪い気がしちゃうよね」
「お嬢様方は、シャルやイクスの大切なお客様ですので。申し訳ないですが、慣れていただければ幸いです」
わたしもリオやコロナと同じ思いだったけど、使用人のみなさんのプロとしてのあり方を知って、やめてもらえるようにお願いしようとしてたわたしは、そのお願いを胸の奥にしまいこんだ。
それからエレベータを使って地下に降りて、真っ直ぐに伸びた廊下に出る。右手にプールの更衣室に繋がるスライドドア、左手に目的のジムへと繋がるスライドドア、一番奥の突き当たりは休憩室へと繋がるスライドドアがある。わたし達はジムへのドアを潜って、男子・女子に分かれた更衣室へ。
「フォルセティ〜、ちゃんと男の子の更衣室へ入らないとダメだからね〜♪」
「っ! う、うるさいなリオ! 最初の失敗を何度も掘り返すのはちょっとどうかと思うけど!?」
リオにからかわれたフォルセティの声が、男子更衣室と女子更衣室を隔てる壁を越えて聞こえてきた。フライハイト家にお泊りすることになっての初日、今日みたくジムを借りての練習ということになった。そのとき、最後にジムに到着したフォルセティが、着替え中だったわたし達の居る女子更衣室に入ってきちゃって。
(あの時はまだ男子・女子の札が無かったから、間違って入ってきちゃってもしょうがなかったよね・・・)
その時の事を思い出しちゃったわたしの顔が熱くなる。その、着替え中を・・・下着姿を見られちゃったわけだし。見ればコロナも顔を真っ赤にしていて、わたしの視線に気付くと「せっかく忘れようとしてたのに〜!」ってリオをポコポコ殴った。
「お先に行っていますね」
そんな中、アインハルトさんは着替えを済ませて颯爽とジムへと続くドアを潜って行った。でもわたしは見逃さなかった。アインハルトさんの耳が真っ赤だったことに。アインハルトさんも見られちゃったもんね。普段はクールだけど、さすがに男の子に下着姿を見られたら・・・ね。
「わ、わたし達もすぐ行きます!」
更衣室での思い出浸りを即終わらせて、ジャージを脱いでフィットネスウェアへと着替えてからわたし達もジムへと入る。地下とは思えない広さで、格闘技の練習が出来るようにテニスコート6枚分のエリアがあって、その反対側にトレーニング器具がずらりと設けられた同じ広さくらいのエリアがある。その2つのエリアを隔てるように強化ガラスの壁がある。
「じゃあノーヴェが来るまで、それぞれ自主練ってことで」
ノーヴェを監督として活動してるチームナカジマのリーダーになったわたしが、不在のノー
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