第52話 クローディア姫救出作戦
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う連中か!?」
「まさかこいつらも遊撃士や親衛隊達の仲間になっていたというのか!」
「ぐっ、増援を……」
「遅いよ、ストーンインパクト!」
オリビエさんが特務隊達の上に巨大な岩石を召喚して落とす、特務隊達は岩石の下敷きになり白目をむいて気を失ってしまった。
「オリビエさん、ちょっとやり過ぎじゃないですか?」
「威力は調整してあるから死んではいないさ」
一応死なれないように回復アーツを特務隊にかけた俺は呆れた視線をオリビエさんに向ける、しかし彼はさわやかな笑みを浮かべて人差し指を立ててチッチッチと横に揺らした。
「まあ死んでなければいいですけどね……フィル、そっちは終わったか?」
「ん、終わったよ」
回復を終えた特務隊達の武器をはぎ取って目が覚めて起き上がられても面倒だから縄で縛っておいた。
「シェラザードさん、大丈夫ですか?」
「ええ、ありがとう……どうしてあんた達がここにいるのか気になるけどそっちの男が原因のようね」
ジト目でオリビエさんを睨みつけるがオリビエさんはいつもの調子でシェラザードさんに話しかけた。
「やあシェラ君、久しぶりだね。こうしてまた会えて嬉しく思うよ、再開のハグでもどうだい?」
「あんたは相変わらずのようね、でも何でここにいるのかしら?」
「君と同じ目的さ、その様子だと既に事情は知っているようだね」
オリビエさんの言葉にシェラザードさんは探るような視線を彼に向けた。
「……あんた、一体どこから情報を得たの?」
「僕の正体は薄々感づいているんだろう?情報を得る方法は教えられないんだ、唯僕がここにいるのは帝国の未来を考えたからだと言っておこうか」
「……まあいいわ、ここであんたと口論していても仕方ないしね。でもどうしてリート君とフィルがいるのかしら?」
どうやらシェラザードさんとオリビエさんの間には何らかのやり取りがあったらしいな、シェラザードさんはオリビエさんがどうしてここにいるのか何となく察した様子で納得したようだが今度は俺達に鋭い視線を向けてきた。
「彼らにも協力を仰いだのさ、今回の作戦は人手が多いほうがいいと思ってね」
「何を考えているの!彼らは民間人よ、こんな争いに巻き込んでいいわけがないでしょうが!」
「いやリート君達は既に黒装束達……特務隊に顔を覚えられているんだ、特にフィル君は一度奴らに怪我を負わせている。王都が決戦の場になると言うのなら彼女たちも狙われる可能性があると思ったから敢えて一緒に行動しているんだよ!」
「この子達を王都に連れてきたのはあんたでしょうが!どうせそれも作戦の一部だったんでしょう!?」
「あはっ、バレちゃった?」
いたずらがバレたよう
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