暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2126話
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違いないだろうが。

「北米への降下作戦の時にアクセルが活躍した為に、アサクラも色々と忙しくなってる……って話はしただろう? その件がまだ殆ど片付いていない今の時期に、また同じような手柄を立ててごらんよ。アサクラにとって、間違いなく致命傷になるだろうね」
「ああ、その話は俺も聞いてる。というか、それが理由で俺達はアクセルに会いに行ったんだしな。もっとも、当初はムウ・ラ・フラガだったが」
「それで、オルテガさんが負けた訳だ」
「うるせえ」

 美砂の口から出た言葉に、オルテガが不満そうにそう告げる。
 ちなみに美砂も、生身での戦いということに限定すれば、それこそ銃を始めとした武器を持っていてもオルテガより強かったりする。
 ……それをオルテガが知らないのは、運が良いのか悪いのか。
 ともあれ、そっちからは意識を逸らして、先程の会話で気になった事を質問する。

「けど、連邦軍の戦力はあの時に大分減った筈だろ? そんな状況で、まだこっちに戦力を出すだけの余裕はあったのか?」

 そう、北米降下作戦の時、俺とガトーが連邦軍に大きなダメージを与えたのだ。
 そんな戦いになったのは、俺とガトーがいた宙域以外でも同様――戦果的な意味ではそこまででもなかったが――であり、あの戦いで連邦軍は大きな被害を受けたらしい。
 その後の情報でも、現在連邦軍は宇宙最後の拠点――サイド7もあるのだが、防衛施設ではないので除く――たるルナツーから出てくるような事はせずに戦力の補充に努めていた筈だった。
 にも関わらず、また出て来たのかという俺の質問に、シーマは小さく肩を竦める。

「あたしに聞かれても、連邦軍が何を考えているのかなんてのは分からないよ。ただ、予想するとすれば、アフリカ周辺にジオン軍を降ろしたくなかったんだろうね。それと一方的に負け続けだから、小さくてもいいので勝利したという事実が欲しかったのか」
「ま、そんなところだろうな。連邦軍の連中にとっては、ここのところ負け続けだ。……もっとも、ジオン軍の方でも被害は皆無って訳じゃないんだが」

 酒を飲みながら、ガイアがシーマの言葉に同意する。
 MSのパイロットというのは、それこそ非常に貴重な存在だ。
 だからこそ、本来ならザクには脱出ポッドのような物を付けるべきだったんだが……コスト削減ということで、ザクにはその手の設備がないんだよな。
 ジオン軍の上層部か、もしくはザビ家がその辺りを決めたのかは分からないけど。
 ただまぁ、その気持ちも分からない訳ではない。
 ジオン公国と連邦の国力差は30倍、もしくはそれ以上と聞いている。
 そんな状況でミノフスキー粒子散布下の主力となるMSは、数が多ければ多い程にいい。
 脱出ポッドをザクに搭載するとなると、当然のように多くの資源が
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