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空に星が輝く様に
37部分:第三話 入学その十三
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感じはするわね」
 星華は無意識のうちにこんなことを言った。そして自分の心の動きがどうなっているのか今はわからなかった。しかしそれでも言ってしまった。
「私ああいう感じの娘って好かないのよね」
「そうよね。むかつくって感じ」
「一人だけインテリぶってね」
「何なのかしらね」
「ああいう娘はね」
 自然とグループになっていた。そして星華はその中心になっていた。そのうえで三人に対して言うのだった。
「ちょっとね」
 今の星華は自分がどういった感情を持ってしまっているのかも、そしてそれが自分自身をどうするのかをわかっていなかった。だがそれはもう動いていた。止めることは彼女にしかできなかったがその彼女が気付くことはなかった。


入学   完


                 2010・3・11

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