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空に星が輝く様に
369部分:第二十七話 護るものその十二
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第二十七話 護るものその十二

「それでいきましょう」
「あいつに直接ね」
「そうするのね」
「そう、それでどう?」
 星華はここまで言ってから三人に尋ねた。
「それでいいのよ。どうかしら」
「そうね。嫌がらせよりも直接言う方がいいわね」
「それじゃあここはね」
「そうしよう」
「これで決まりね。それじゃあね」
 こう話してだった。星華はこれから何をするのかを決めたのだった。彼女にしても必死だった。何とかしようとしていたのである。 
 その中でだ。椎名は赤瀬と話していた。
 場所は喫茶店である。あのマジックのダークブラウンの木造の世界の中にいる。店の中は相変わらずイギリス調だ。そこでだった。
「それでだけれど」
「うん、何かあったの?」
「最近つきぴーが危なくて」
「文化祭のだけじゃないんだ」
「そう、それで今傍にいるようにしてるの」
「上手くいってる?それ」
「何とか」
 決して楽観していなかった。彼女は真剣な顔で述べている。
「防いでるけれど」
「じゃあいいんじゃないかな」
「ううん、こっちも細心の注意を払ってしてる」
 そうだというのである。彼女にしてもである。ただ策を講じている訳ではないのだ。精密機械を作るようにして月美を護っているのだ。
 それでだ。また言う彼女だった。
「それで何とか護ってるけれど」
「そろそろ限界とは?」
「限界じゃない」
 それは違うというのだ。
「ただ」
「ただ?」
「問題は向こうがそろそろ切れてくること」
「それなんだ」
「その時に何をしてくるか」
 今考えているのはこのことだった。
「それが問題」
「っていうと何をするかってこと?」
「そう、これまでは私だけでやっていたけれど」
「何かあったら協力させてもらうよ」
「有り難う。それと」
「それと?」
「そう、私だけでやってだ」
 それがだというのだ。
「けれど斉宮も」
「彼に話すんだ」
「時を見て」
 そうするというのである。
「そのつもり」
「彼が一番西堀さんのこと大事にしてるからね」
「恋人だから」
 それでだというのは彼女もわかっている。
「だからだけれど」
「そうだね。それでだけれど」
「うん」
「どうするの、それで」
 赤瀬は具体的に何をするのかを尋ねるのだった。
「斉宮君に言うにしても」
「その時が来れば言う」
 今はそうするというのである。
「その時に」
「タイミングを見てなんだ」
「とりあえずはいい」
「そういうことだね」
「うん、それで向こうが何をしてくるか」
 椎名は考える声で述べる。
「それが問題だけれど」
「そうだね。また誰かに襲わせるとか」
「その時に備えて」
「備えて?」
「つきぴーにはスタンガン渡
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