第59話
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女の弟”の事だ。)
(ええっ!?)
(そう言えば”殲滅天使”は”D∴G教団”の件で家族と離れ離れになって、教団の拠点を襲撃した”英雄王”達に拾われたらしいけど………あの様子だと、本当の家族ともそこそこ上手くやっているようだけど、何で本当の家族は”殲滅天使”を元の関係――――レン皇女を”家族”に戻す事をしなかったのかしら?)
(……色々と複雑な事情があるんだ。)
その様子を見て不思議に思ったマキアスの疑問にセレーネが答えを濁しているとアリオスが代わりに答え、アリオスの答えを聞いたエマが驚いている中困惑の様子で呟いたセリーヌの疑問にリィンは静かな表情で答えた。
「へ〜、コリンがいつもジマンしているだけあってスミレ色でキレイなねーちゃんだなー………って、えええええええっ!?おじさん、もしかして………ゆーげきしのアリオスさん!?」
「ふえ……?わあぁぁ……っ!シズクおねえちゃんのお父さんなの〜!ロイドおにいちゃん達が集めている”ショメイ”で、ついにシズクおねえちゃんの所に戻って来れるようになったの〜?」
アリオスに気づいたケンとナナはそれぞれ驚いた様子でアリオスを見つめ
「フッ、国防軍長官に就任する前にミシェルに辞表を渡した上遊撃士協会本部も俺を除名したから今の俺は遊撃士ではないのだがな…………―――今は事情があって、彼らに協力する為に彼らと共にしているだけだ。それよりもシズクと仲が良いようだが……日曜学校でシズクと知り合ったのか?」
アリオスは苦笑しながら答えた後二人にシズクとの関係について訊ねた。
「ううん、シズクおねえちゃんはナナ達のおウチのゴキンジョさんなの〜。」
「近所………という事はガイやセシルの実家の”ベルハイム”の住民か………――――クロスベル全土を巻き込んだ”大罪”を犯した俺の娘であるシズクと仲良くしてくれている事……心より感謝する。」
「アリオスさんは何もワルイ事をしてねぇよ!ワルイ事をしたのはダイトーリョウだよ!それよりもアリオスさんがクロスベルにいる事をねーちゃんが知ったら喜ぶだろうな〜――――って、あ、そうだ。また聞くのわすれるトコだった。」
「なの、なの!ちゃんと聞かないと!」
ナナの答えを聞いて二人が”ベルハイム”の住民である事に気づいたアリオスは二人に感謝の言葉を述べ、アリオスの答えに対して反論したケンはある事を思い出し、ケンに続くようにナナもリィンを見つめた。
「あのさ、にーちゃんnたち、”灰いろの騎士”って知ってる?アリオスさんと同じ”ハチヨウイットウリュウ”の剣士で、”トクムシエンカ”にもいてたんだぜ!」
「……えっと。」
「コホン……ああ、よく知ってるが。」
「ふふっ、それがどうしたの?」
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