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雪音クリスの休日
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社主(おじいちゃん)がポンと出してくれて、愛人を着飾らせて、男の年収より高価なティアラ被せたり、衣装上下靴まで入れると、男の生涯賃金以上の物をポンと出してくれるような「パパ」が必要になる。
 ちなみに奈々様のパトロンはカルビーなので、出資してもらわないとコンサートだとか、キラキラの衣装とか、「上げ底の金属製の靴」とか、金の掛かる活動は出来ない。

 有力者の家族や後ろ盾を持たない者は、パパでパトロンを探さないといけないのだが、響は防人の一族で司令官で風鳴の一族で政府関係者以上のパパを、強運と剛腕とガングニールの力でツモって来た。
 ほかのドブスが、文部省関係者から圧力を掛けてきて、「うちの(あいじん)はなぜ主役じゃないのかね?」とかホザいても、神様で造物主が観覧するのである。
 もう天覧試合どころじゃない。

 観覧席
『未来ちゃんマジ天使!』
『ビッキー、マヂ神』
 本当のことなのだが響と未来は既に神である。
 未来も神なので、天使と呼ぶのは不敬だが、声援送ってるのも(ジーザス)とか(ブッダ)なので許された。
 コンサート開催しても、チケットとかもヤンキー発行パーティー券とか政治家のパーティー券と同等。
 売り捌いて上納金上げないと、アニキとか議員(オヤジ)ぶっ殺される種類のチケットである。
 鈴鹿や富士のトヨタ応援席、ホンダ応援席みたいに、社員が自腹でチケット購入(社員割引あり)、休日なのに応援グッズまで買って強制参加しないと出世コースからも外されて窓際に追いやられる。
 新入社員(ゆとり)が逆らって自腹切らなかったり、パーテー券ノルマ裁かなかったら、上司が支払う羽目になるので「なんで参加しなかった!?(家族全員分)」とどやされて締め上げられ、長時間労働で家にも帰さず眠らせず、過労死するまで虐め殺される。
 バチカン市国のイタリア人とか、英語圏とかポルトガル語圏の奴らも、日本語の舞台のパー券チケット買わされて集金されている。
 金払って参加しないのは自由だが、次の世界の支配者に取り入るにはこうする以外に無いし、支払わないと次の油田入札とか公売とか上級国民様のサークルから全部外される。

「オーディション二日目っ」
「ポジションゼロ!」

 今回の出し物は、リディアン音楽院の生徒がスターライトのオーディションに参加して「アタシ再生産」して刃物とか弓で戦って主役(スター)の座を勝ち取る歌劇だった。
 竹光では見栄えが悪いので、未来と響が絶対運命黙示録が鳴っている間にディオスの剣として草薙剣を抜いて、響が天叢雲剣を抜いて戦ったので、周囲で軽く奇跡が起こったり、天使に消されたモンブショージカンがポジションゼロに場みってある所に復活してみたり、キリンに降臨した神が舞台を見たりする状況になった。

「平和だね〜
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