機動戦士ガンダム
2125話
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能力がAIよりも上の場合、ザクであってもメギロートに勝てるという可能性は十分にある。
とはいえ、それはあくまでもパイロットの能力が機体の性能を覆す程のものであるという前提での話だが。
「……そんなに凄いのか?」
ガイアがシーマに短く尋ねる。
シーマがそれに返したのは、一瞬の躊躇なく頷くという行動だった。
「まず、機体の機動性そのものがザクとは段違いだ。それ以外の性能もかなり高いし、何よりあたしが驚いたのは、アクセルの乗っていた機体がビーム兵器を持っていた事だ」
「ビーム兵器!?」
2人の会話を聞いていたマッシュの口から、驚きの叫びが出た。
このUC世界において、ビーム兵器というのは宇宙艦とかにしか使われてないしな。
このリリー・マルレーンにも当然ビーム兵器は装備されているが、MSサイズにはまだ小型化されていない。
とはいえ、宇宙艦に装備されているビームはメガ粒子砲という名称がついており、シャドウミラーを始めとして他の世界で使われているビーム兵器とは種類が違う。
あくまでもこの世界のビーム兵器は、ミノフスキー物理学という下地があってこそのものだ。
同じビーム兵器でも、属性? みたいなものは違うんだろうな。
「そうだな。一応言っておくと、シャドウミラーの機体は基本的にビーム兵器が主体のものが多い。残弾数的な問題でな」
シャドウミラーで使用しているビーム兵器は、W世界のように前もってエネルギーを充電しておくといったものではなく、動力炉からエネルギーを貰っている。いわば、SEED世界のビーム兵器に近い形だ。
そうである以上、動力炉が無事な限り、もしくはビームを連発しすぎて動力炉からのエネルギー供給が追いつかなくならない限り、弾切れになるという事はない。
そんなビーム兵器に比べると、ザクマシンガンやザクバズーカのような物理的な兵器は、どうしても残弾数というものが関わってくる。
継戦時間という点で考えても、明らかにシャドウミラーの場合はビーム兵器の方がお得なのだ。
その辺りを説明すると、ガイア達は唖然とした表情をこちらに向けてくる。
この様子を見る限りでは、シャドウミラーの機体で使われている動力炉は基本的にブラックホールエンジンで、武器の中にはビームだけではなく重力波砲を使っている物が多いというのは、言わない方がいいか。
「取りあえず話は分かった。いや、まだ完全に理解した訳じゃないが、お前達がどのような勢力で、どのような事をやろうとしているのかも。……で、さっきの模擬戦における賭けで、俺達にそれを手伝わせようと、そういう訳だな?」
「そのつもりだ。……国を作る。お前達にとっては、賭けの内容もそうだが、実際にやってみれば面白そうだとは思わないか?」
面白そうだとは思
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