機動戦士ガンダム
2124話
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それこそ幾らでも人材は必要となる。それこそ、ラルとかシーマとか、な」
「クーデターでも起こすつもりか?」
「惜しい」
ガイアの言葉にそう返す。
実際、ラルとシーマ……ダイクン派として冷遇されているラルと、汚れ仕事ばかりをさせられてジオン公国という国に不満を抱いているシーマ。この2人の組み合わせを考えれば、クーデターという考えを思いついてもおかしくはない。
もっとも、幾らシーマ艦隊とラル隊が腕利き揃いとはいえ、個人としてそこまでの力もない。
乗るMSも多少違えどザクしかないだろうし、操縦技術もジオン軍の中で高いとはいえ、ジオン軍には他にも異名持ちのエースパイロット達がいる。
それこそ、俺の前にいる黒い三連星や、未だに行方を掴むことが出来ていない赤い彗星のシャアとか。というか飛び回っているのだから、シャアを見つける事が出来ないのは当然なのかもしれないが。
結局今のところ、シャアがズム・シティ辺りに戻ってくるまで待つしかないんだよな。
もしくは、建国宣言でセイラがアルテイシアだと言えば、シャアの方から接触してくる可能性は十分にあるのだが。
「惜しい? では……一体何を?」
俺の惜しいという言葉に、ガイアは驚きの表情を浮かべる。
ガイアも、自分が冗談で口にした言葉がまさかそう返されるとは思ってもいなかったのだろう。
「まぁ、そうだな。……端的に言って、ジオン・ズム・ダイクンの1人娘、アルテイシア・ソム・ダイクンが行う建国だよ。黒い三連星には、その新国家……ルナ・ジオンの建国に全面的に協力して貰う事になる」
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