暁 〜小説投稿サイト〜
雪音クリスの休日
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 この世界の創造主で造物主の神様を、またガングニールでブン殴ってしまった響。
 今回の働きで、七たび国に報いたガングニールは無事?靖国神社に奉納(かくり)されて、響が装着時と同じ姿勢で飾られ、鎧武者みたいに鎮座して、国家安寧のための神で軍神として祭られてしまった。
 装者の方は勿論、軍神で現人神で、生き神様として君臨している。
 造物主本人が「未来たんマヂ天使」「響たんマヂ神」と言ってしまったので、それは現実になった。
 どっかの(はらら)様みたいに、すぐ脱ぎたがって乳も丸出しにして、フタナリ*ンポで人切りしたり、ロボ?に乗って「ジャイアントさらば」するような現人神ではない。
 リアル親父の方にも恩赦とかあったらしいが、響に金をせびりに来たり「娘は騙されていた〜」とか「子供の頃のビデオを独占販売します」をやり始めるのが確定しているので、どっかで隔離されている。

「あの事変からもう1週間か、早いものだな」
「その通りデス、調も元に戻りまシタ」
風鳴司令(おとうさん)とファーストキスしちゃったよ……(///)」

 元から神獣鏡(シェンショウジン)の力で、原罪とかバラルの呪詛とか、一日千人死ぬイザナミの呪いとか、神様系の呪いとか罪は消えていた響と未来なので、神様ぶん殴ってもオールオッケー。
 神とマブダチになったので、新たに呪われたりもしなかった。
 さらに先日判明したガングニールのパワー。
「誰でもブン殴ってしまえば精神を注入してやれて、相手が神様だろうがノイズであろうが、一回タイマン張ってしまえばマブダチ」
 という特殊能力によって、神殺しでも何でもオッケー。
 ギリシャ付近に出現する、ょぅじょのアテナであろうが、東方の少年の神でも、ボヴァン侯爵でも、中国の公主でも斉天大聖でも、イタリアの女たらし剣士、アメリカの成人女性でアメコミヒーロー、イギリスのピカチュウみたいな電気系カンピオーネでも、ブン殴って精神注入してやればマブダチである。

 もう勲一等とか大勲位とか国民栄誉賞どころじゃなくて、神様の母上様(みく)に人間如きが表彰するほうが無礼に当たる。
 響と未来に出すのは今までの感謝に「お供え物」を出して、お願いするのは「参拝と祈願」、国やSONGから給料が出ているんじゃなくて「玉串料」「お賽銭」を自由に使える存在。
 巫女とか宮司みたいな神に仕える下っ端じゃなくて、本物の「神」として、神の社に住んでいる。
 リディアン卒業までは、校庭に仮の(やしろ)が建設されて、そこで生活する。
 数え方も一人二人じゃなくて、響と未来は「1柱、2柱」。

「響、引っ越しの荷物まだ解いてないの?」
「うん、まだちょっと疲れが取れなくて」
「ワタシも神様に「キリカたんマジ天使」とか言われて、背中から羽が生えて困ってい
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