戦い前に〜それぞれの理由〜
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レスは言えなかったのであるが。
そして。
スレイヤーの近くに立つのは、四月に卒業して即座に『艦隊参謀見習い』として働き始めたセラン・サミュール。
卒業後に配属される先としては最も期待される部署であり、そして、アレスが思うに最悪な部署であった。
おそらくと。
アレスは思う。
アスターテまで、彼らの名前は一切聞こえることがなかった。
だから。
このイゼルローン攻略作戦で、彼らはトールハンマーによって塵と消えるのだろう。
だからこそ、思う。
「まだ、死なせるわけにはいかないだろう」
ゆっくりと表情が笑みを作る。
かくして、それぞれの思いが交錯する中で、第五次イゼルローン要塞攻略戦が始まった。
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