機動戦士ガンダム
2123話
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にザクが使っているヒートホークよりも一回り近く刃の部分が大きい。
本来ならヒートホークというのは熱で相手を溶かし切るといった攻撃をする武器なのだが、これは模擬戦である以上、当然ヒートホークも本当の意味で使われている訳ではない。
刃の部分にペイントが詰まった入れ物を付けており、ヒートホークがぶつかればペイントによって相手にダメージ判定が下るといったシステムとなっている。
機体を動かしながら、こっちに急速に近づいてくる巨大なヒートホークを持った機体に、ザクマシンガンを連射する。
向こうもこの状況で自分が攻撃されるというのは完全に予想外だったのか、特に何か反応をするまでもなく、幾つもペイント弾が命中して撃破扱いとなる。
そのまま最終的にヒートホークを振り下ろすことなく、その場から離れていったのは、潔いと言えるだろう。
そうしてザクバズーカを撃ってきた機体に対しても頭部バルカンを撃って撃破扱いとなる。
……けど、システム上はともかく、この頭部バルカンにそこまでの威力があるとは思えないんだけどな。
ともあれ、2機目のS型も撃破判定ということで大人しくその場を去っていく。
そうして残ったのは、小破には届かないながらも機体を損傷しているS型と、全くの無傷たる俺のFS型。
2機は向き合い……どちらからともなく同時に相手との距離を縮める。
当然その際にもお互いに武器を使って相手を牽制する事は忘れない。
ザクマシンガンのペイント弾が行き交い、頭部バルカンのペイント弾も放たれ……そうして距離が縮まったところで、ザクマンシンガンを放り投げ、ヒートホークを抜き……すれ違いざまに振るわれたその一撃を回避し、俺は相手のコックピットにヒートホークによるペイントを付けるのだった。
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