機動戦士ガンダム
2123話
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欲しくはない。
出来るだけ早く、話を纏めてしまうべきか。
「ただし、こっちが1機、そっちが3機なんだ。当然のようにこっちが勝ったら、俺がオルテガに言ったように、こっちの命令を1つ絶対に聞いて貰うぞ。それこそ、お前達がどう思おうと、問答無用でだ」
「ふっ、いいだろう。オルテガ、マッシュ、こいつは本気で自分だけで俺達に勝つ気らしい。こっちも真剣にやらせて貰うぞ」
こうして、エンデュミオンの鷹VS黒い三連星という、場合によっては金を取る事が出来る模擬戦が行われる事になるのだった。
模擬戦は以前シーマ達とミロンガ改を使って行った宙域でやる事になった。
……下手にサイド3から確認出来るような場所で戦ったりした場合、間違いなく軍の上層部や、場合によってはザビ家からちょっかいを掛けられる可能性がある為だ。
特に近い将来にはルナ・ジオンを建国する俺やシーマとしては、出来るだけザビ家との接触は少なくしたい。
その為に、こうしてわざわざ離れた場所までやって来たのだ。
尚、ラルは当然ズム・シティのエデンに残っているが、セイラ含めてエデンにいるメンバーは通信機越しに俺と黒い三連星の映像を見る事が出来ている。
ゲートを使った通信はフォールド通信の技術が組み込まれているという事もあり、ミノフスキー粒子とかがあっても、普通に通信出来る……どころか、映像とかも送れるのは大きいよな。
もっとも、その映像は通信機を通してリリー・マルレーンの映像を見る、という形になっているのだが。
ちなみに、リリー・マルレーンのMS搭載数は12機で、無理に俺のFS型を入れて、色々と作業に支障があるが、13機だ。
そこに更に黒い三連星のMSを搭載する訳にもいかず、結局リリー・マルレーン所属のMSの中でも4機はマハルに残してくる事になった。
当然の事ながら黒い三連星が使っているMSは、S型だった。
いやまぁ、ルウム戦役では連邦軍の旗艦を撃破し、レビルを捕らえるなんて大手柄を上げたんだから、現在の最高品質のS型を与えられるのは当然だったが。
おまけに、シーマのS型にしてもそうだが、S型を受け取ってもそのままって事は基本的にはない。
大抵が自分に合うように改造してるのだ。
もっとも、改造しているという意味では俺のFS型も十分に改造されているのだが。
『こっちの準備は終わった。そっちはどうだ?』
通信を送ってきたのは、当然のようにガイア。
パイロットスーツを着ているその様子は、まさに歴戦の勇士といったところか。
「問題ない。模擬戦のシステムも上手く動いている」
そう告げ、FS型のシステムを念の為にチェックする。
ちなみに黒い三連星のS型は、リリー・マルレーンのメカニックは誰も手を出していない
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