358部分:第二十七話 護るものその一
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言うのだった。
「確かにあれば凄くいいですけれど」
「だよな、やっぱり」
「ただ」
「ただ?」
「そういうのがあれば」
その考える顔での月美の言葉だった。
「相手も使いませんか?」
「他のチームもか」
「はい、巨人も」
とりわけこのチームが問題であった。
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