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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第20話。変人とホムンクルス。
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と存在意義を自然、地球から引き継ぐのだ。この技術は聖杯戦争にも使われている。」

ごめん爺ちゃん。最後のどうでもいい。

「こいつは最後の『接合』の工程を踏んでいない。そこで面倒なことが起きた。」
「面倒なことねぇ。」
「拾った飼い主が魔術師だったんじゃ。」

うわぁお。ガチでめんどくせ―。

「さらにこの魔術師はさらに面倒なことを起した。」
「何を?」
「ホムンクルスを使った『魔術師狩り』だよ。」

みんなでジーっと親父の方を見る。親父はヤメテッ!見ないでぇ!!(>_<)って顔をしてる。きめぇ。

「細かくは分からんが、どうやら魔術を使い、偽りの記憶を植え付けたようだ。」
「記憶があると存在意義の代理になるか。なるほど、やはり生命にとって記憶とは必要なものか。」
「・・・・晋吾?」

雰囲気が変わる様子を感じ、晋吾の顔を覗き込むイリヤ。

「ほ?んで?どんなったん?」
「うむ。実はこの件のホムンクルスがアインツベルンのものであることが、すでに魔術協会にばれている。」
「ウソでしょ!?」
「嘘ではないのだイリヤ。そして早急に内々的に処理することに決まった。」
「てことは?」
「ふむ。本来なら魔術師の処理も頼みたいところなのだが・・・・」
「ご当主。それは、」
「分かっている。私も可愛いまだ手が綺麗な孫を汚させたくない。」



「お?別に殺さんでも複雑骨折と粉砕骨折の違いを教えたればええやろ?」



「・・・・」
「・・・・」

釘バットを肩に担ぎながらキイキイと骨を折っている映像が安易に浮かび、なんかこいつ怖い。

と思ってしまう二人であった。









そんなことで飛んできましたベトナム。爺ちゃん曰くここにいるとのこと。

「今日もナビお願いします。」
「ああ。行こうか。」

かつて依頼をこなしていた時のように舞弥姉ちゃんをサポートにおいて、爺ちゃんのお使いという名の任務にあたる。

「しかし難易度SSランクのお使いやな。」
「お使いってレベルではないがな。」

例の魔術師はあっちこっち逃げ回りながら自尊心を満たすために狩っているらしく、舞弥姉ちゃんの事前報告からすると、どうやらなさけない奴らしい。

簡単に言うと、『意識がないものに記憶を植え付ける』魔術しか持たない者に格好な武器が舞い降りて、ビクビクしながらそれを振うことにニヤニヤと楽しんでいる。

・・・・分かりやすいやら、分かりにくいやら。とりあえずなんとなく残念な映像が脳内で浮かぶからいいか。





廃れた田舎道を歩き、ターゲットがいるという住居に向かう。

しか
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