第20話。変人とホムンクルス。
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ょ。」
そう言えばホムンクルスは始めから知識を入れられるって言ってたな。爺ちゃんもってことか。
「良かった。何言ってるかさっぱり分からなかったら、ずっとぼーっとしてたと思うし。」
「んで?どうしたん爺ちゃん。」
「そうだな。その前にシロウは・・・・」
「ん?別にソッチの話でも大丈夫やで。」
「そうか。」
一度話を切って全体を見回す爺ちゃん。・・・・マジか真面目な話か。
「実はだな。数年前から弄っていたホムンクルスが一体いた。」
「数年前から?お爺様がそんな長い間作っているホムンクルスってどんなものよ?」
「まぁ聞いておれ。私が鋳造していたホムンクルスは・・・・そう、シンゴを参考にしたものだった。」
「俺?」
「正確に言えば『魔力硬化』であるがな。」
なんてことでしょう。俺がのほほんと日本で日々を過ごしている間に爺ちゃんはとんでもないことをしていた!!
チートを作るってなんてチート。
「しかし失敗してしまってな。」
マジか。爺ちゃん元気だしー。え?元気でたって?それはよかった。
「だがその失敗も実に興味深い失敗でな、しかし、失敗は失敗であり。望んだものを得られなかったため、放置しておいたのだ。その内気分が乗ってからでいいかと。」
その気持ちちょー分かるわ―。なのにクライアントは速くシロ速くシロってしつこいし。よけいヤル気なくなるつうの。
「そのホムンクルスはどのような代物なのでしょうか?」
「うむ。・・・・魔力を任意で放出させるのは容易ではない。故に体内での硬化目指したのだが・・何故か体内の炭素成分の結合度を変化させるものになってしまった。」
炭素成分の結合度変化?・・・・んでホムンクルス。・・・・・・・グリードさんですねわかります。
作品違うよ?流石爺ちゃん。なんでもありですね。最強の盾!!
「炭素結合度をコロコロ変えられて、そんなんで生きられるんかい?」
「ああ。ホムンクルスなので一様に短命であるがな。」
「どこにいるん?みたいんやけど。」
そしてぜひとも触ってみたい。スッゴイ失礼だと思うけど触りたい。
「実はだ・・居なくなってしまったのだ。」
「は?」
「朝起きたら、いなかったのだ。」
いや、ペットがいなくなってたみたいに言われても・・・・
「居場所はわかっているんだが、拾った飼い主が悪くてな。」
「飼い主?ホムンクルスって作った人が親的な存在になるんじゃないの?」
たしか刷り込みというやつよ。
「違うぞ。ホムンクルスの鋳造は人体錬成・魂の付着・星との接合の3つの工程がある。」
「星との接合?なんやそれ?」
「ホムンクルスは必要な知識
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