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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第58話
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「エイオンとの連動完了――――しばらく広域サーチを続けます。どこかに大量の霊子エネルギーの”動き”があるはず―――何とか捉えてみてください。」

「ええ、任せてください……!」

そしてエマはティオの協力の元クロスベル全土の霊脈を調べ始めた。



「ふう……何とか上手くいきそうですわね。」

「はい、あとはエマさんとティオさんに任せましょう。」

「ああ、終わるまでしばらく待機するとして――――」

その様子を見ていたアルフィンやエリゼ、マキアスが安堵の表情で呟いたその時何かの気配を瞬時に感じ取った旧Z組メンバーとエリゼ、アルフィン以外の全員――――リィン達はそれぞれ血相を変えて背後を警戒した。

「この気配は――――」

リィンが呟くとリィン達の背後に魔煌兵が3体現れた!

「えっ……!?」

「あれは――――!」

「魔煌兵ですか……!」

「へ〜……あれがヴァイス達の話にあった”魔煌兵”とやらか。感じられる力といい、遺跡に眠っている魔導人形達の中でも上位クラスね。」

「かつてのクロスベル動乱時、クロイス家がクロスベルの霊脈を利用して操作していた魔導兵達とも桁違いの力を秘めているようだな。」

魔煌兵の登場にアリサが驚き、真剣な表情を浮かべて呟いたサフィナとセシリアの話を聞いたエルファティシアとアリオスは警戒の表情で魔煌兵達を睨んだ。



「昨日現れたのとは違う―――見た事もないタイプだわ!」

「チッ、こんな時に……!」

「それに、”こんな時”に現れるなんて果たして偶然なのかどうか怪しいわね。」

「そうですわね……現れるタイミングが余りにも絶妙ですから、”道化師”達の(トラップ)を疑いますわね。」

アリサが警戒の表情で魔煌兵を睨んでいる中セリーヌは舌打ちをし、レンの考えに同意するようにシャロンはレンの推測の先を口にした。

「皆さん………!」

「今、サーチをやめると正確なデータが……!」

「エマ君達の邪魔はさせない!」

「ああ、ここで撃破する。相手は3体だからこちらも4人3組に分かれて各自、協力して撃破してくれ!―――レン教官、メンバーの組み合わせの判断をお願いします!」

「了解したわ!―――――左の相手はアリサお姉さん、シャロンお姉さん、マキアスお兄さん、レンで、右の相手はエルファティシアお姉さん、セシリアお姉さん、サフィナお姉さん、アリオスおじさんで、真ん中の相手は残りのメンツ――――リィンお兄さん、セレーネ、エリゼお姉さん、アルフィン夫人よ!」

「わかりました!―――各自、レン教官が今言ったメンツで協力して魔煌兵を撃破してくれ!」

「おおっ!!」

そしてレンが瞬時に考えたメンバーはリィンの号令に力強く
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