第7話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「私が見かけた時は、中島さんとホテルに行こうと必死に口説いてる場面だったからさぁ……アイツ顔は普通なのに、口が巧いから口説き落とせるんだな。私は嫌いだけど」
「あー解るぅ……私も蔵原君みたいなタイプは苦手。友達としては良いかもしれないけどね」
「そう、それな! 私も最初は毛嫌いしてたけど、話してると面白いし、結構博識だし、友達としては良い奴なんだよな。恋人同士には絶対なれないけどね!」
う〜ん……猫化してるって事は俺の生涯の伴侶候補なワケだし、あまり奴の好感度が高いのは困る。
あ、好感度と言えば……
『?299』
お……? 小林先生より高く、渡辺さんより低い。
う〜ん……判断に困るなぁ。
これ……どのくらいが高い数値なんだろう?
まだ知り合って間もないし、この数値がズバ抜けて高いとは思えないんだよなぁ……
取り敢えず佐藤さんの服装も褒めて、数値の上昇率を確認するか。
「そ、そう言えば……佐藤さんの私服姿を初めて見たけど、渡辺さん同様に可愛いね! や、やっぱり美少女は何着ても可愛いのかな?」
「な、何だよ急に……お、お世辞言っても何も出ないぞ? わ、私は親や友達から『がさつ』って言われてるんだから……び、美少女なわけないだろ! 愛美は美少女だけど……」
俺には猫にしか見えないんだから、二人が美少女か如何かなんて解るか! 女誑しの蔵原が『美少女』って言ってたから、それを参考に言ってるだけだよ。
あぁそんな事よりも好感度を計測してみないと。
『?322』『?325』
上がってる。渡辺さんの数値も一緒に計ったけど、二人とも上昇してる。因みに325が渡辺さんだ。
二人とも少しモジモジしてるのが猫化してても判るが、俺なんかの台詞で好感度が上がるなんて驚きだ。
これ、本当に上がってるのか? この数値……上昇するごとに嫌われてるって事は無いだろうか?
でも二人からは悪い感じは見受けられない。
き、嫌われてはないだろう……多分。
もう少し状況を確認していかないと分からないな。
でもちょっと自信になる。
俺の台詞でも女性を喜ばせることが出来るんだから。
後はMAX値がどのくらいか知りたいな……
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ