機動戦士ガンダム
2122話
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ので、致命傷にはならずにすんだ。
それでも背中を叩き付けられた事で、一瞬動きが止まったのは間違いなく……オルテガが動けるようになった時、俺は既に立ち上がってオルテガが復活するのを待っていた。
この時点で、もし俺にその気があればオルテガが負けていたのは確実だったのだが……
「俺の、負けだ」
そう、オルテガが口にする。
けど、へぇ……見苦しく騒いだりせず、こうして潔く負けを認めるとは思わなかった。てっきり、もう少し負け惜しみでも言ってくると思ってたんだが。
少し見くびっていたな。
「な……に……」
負けを認めたオルテガの姿に、ガイアが信じられないと呟く。
マッシュの方は、声も出ない様子でこっちを見ている。
それだけ、生身での戦闘でオルテガに対して抱いていた信頼は強かったのだろう。
……海兵隊の面々も驚きの表情を浮かべているのは……まぁ、俺の生身での強さを初めて見るのだから、おかしくはないのか。
「どうする? 何なら黒い三連星ってくらいだし、今度は3人一緒に俺と戦ってもいいぞ?」
「待て! ……お前、本当に何者だ?」
『はっはっはっはっは! 兵隊ヤクザのお前等でも、やはり手を焼くか!』
ガイアが鋭い視線を俺に向けてくるのと同時に、周囲にラルの声が響く。
シーマに渡した通信機で、俺とオルテガの戦いを聞いていたのだろう。
映像を出せば見る事も出来たのかもしれないが、UC世界の技術では無理な以上、音声だけで大体予想したのだろう。
「ラル大尉?」
ラルの笑い声に、ガイアは呆然とした声で呟くのだった。
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