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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2122話
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り、オルテガだったか。お前は黒い三連星の3分の1って訳だ」

 俺の言葉に、オルテガは一瞬何を言われたのか分からなかったかのように惚けた表情を浮かべ……だが、次の瞬間には顔を赤くして睨み付けてくる。

「てめえ、俺に向かってそんな事を言うってのは……当然覚悟は出来てるんだろうな?」
「覚悟、か。……そうだな。なら、ちょっと腕試しをするか? 私闘は駄目だろうが、軍人として体術の訓練って事なら問題ないだろ。ただし……俺がそっちに付き合うんだ。もし俺が勝ったら、黒い三連星には俺の命令を1つだけ聞いて貰う事になる。それでもいいなら引き受けてもいいが?」
「おう、分か……」
「待て」

 オルテガが何かを言うよりも前に、ガイアが会話に割り込んでくる。
 ちっ、冷静だな。このまま一気に押し切ろうかと思ってたのに。

「何だ? 戦わないんなら、それはそれでもいいけど」
「いや、違う。俺達は別にお前に喧嘩を売りに来た訳じゃないんだがな。……それはまぁ、いい。こうなっちまえば、もうオルテガは止まらないだろうし」

 ガイアの視線に、オルテガはこっちを睨み付け、マッシュの方はしょうがねえなといった表情を浮かべる。

「なら、何だ?」
「お前が勝った場合の事だけ条件が決められてるってのは、おかしくないか? もし俺達が勝ったら、お前はどうするつもりだ?」
「ん? ああ、万が一、億が一も有り得ない事だから、忘れてたな」
「何だとこらぁっ!」
「落ち着け、オルテガ」

 ……ガイアとマッシュの2人はともかく、オルテガの方は面白い程にこっちの挑発に乗ってくるな。
 こんな性格で、よく今まで生きてこられた……だけじゃなく、異名持ちにまでなれたものだ。
 ガイアとマッシュがオルテガを抑えているというのもあるんだろうが、オルテガ本人の能力も相当に高いという事を意味してるんだろう。
 この3人、ますますルナ・ジオンの戦力として欲しくなってきた。
 ここは絶対に勝つ必要があるな。

「なら、そうだな。こっちも同じ条件でいい。もし俺が負けたら、そっちの命令を何でも聞こう。それこそお前達の下働きをしろと言われたらそれでもいいし、死ねと言われたら命を差し出そう」

 そう告げた言葉に、オルテガまでもが驚く。
 何でも命令を聞くとは言っていたが、まさかそこに命が関わってくるとは思わなかったのだろう。
 もっとも、それは逆に言えば俺が勝った時は黒い三連星も同じ条件を背負うという事になるのだが……

「どうだ? 臆病風に吹かれたんなら、そのまま帰ってもいいぞ」

 そう言われると、ガイアが何かを言うよりも前に……

「いいだろう、その勝負引き受けてやるよ!」

 オルテガの叫びが周囲に響く。
 ガイアとマッシュがそんなオルテガ
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