35部分:第三話 入学その十一
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うんだ?」
陽太郎は星華の言葉の意味がわからなかった。
「また。何でなんだ?」
「何でもないわ」
こう言うだけの彼女だった。
「そうなの」
「何なんだよ、また」
「私はバスケ部だから」
このことも言葉に出した。
「けれど」
「けれど?」
「剣道・・・・・・できないから」
また俯いていた。そのうえでの言葉だった。
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