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銀河魔女伝説シリーズの外伝や各種設定
別伝 キルヒアイスとアンネローゼの最後 前編
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隊75000隻であるが、
益々混乱するラインハルト艦隊。
そのうち何割が叛乱に参加するか全く不明になっしまった。

降伏勧告が出されると、次々に機関を停止して白旗を揚げていく各艦。
アンネローゼの事で、ラインハルトが呆然としてまい、
このままではとオーベルシュタインが後退を命令する。

後退したラインハルト艦隊に対して、
シュワルツ・ランツェンレイターが突撃を開始する。
「進め進め!テレーゼ様を害するような輩は1人残らず俺が地獄へ送ってやる!!」

シュワルツ・ランツェンレイターが凄まじい勢いでラインハルト艦隊を引き裂いていく。
続いてミッターマイヤー艦隊が左翼から圧力を掛け。
ワーレンやルッツやロイエンタール艦隊が右翼から攻撃を仕掛ける。
なんと今まで戦っていた貴族連合軍まで参加許可を受けて、ラインハルト艦隊を攻撃する。

「戦艦ガルガ・ファルムル撃沈、レンネンカンプ提督戦死!」
ブリュンヒルトの艦橋は味方の損害がウナギ登りであると次々に報告が入ってくる。
ラインハルトが呆然と偉している中、
オーベルシュタインが、この役立たずがと思っていた。

このまま逃げるしかないと思ったその瞬間。
「後方より砲撃。グリルパルツァー分艦隊からです!」
味方の裏切りがでたのである。
次の瞬間、ブリュンヒルトの艦橋至近にレールガンが着弾。

ラインハルトを天井から落ちてきた鋭いセラミック片が貫いたのである。
オーベルシュタインも倒れてきた柱に下半身を押しつぶされ半死半生である。

ラインハルトが出血しながらつぶやく。
「夢は夢で終わるのか、俺の力はこの程度のモノだったのか、姉上、キルヒアイス」

オーベルシュタインが彼にしては異様な笑いをあげる。
「ハハハ、ラインハルト・フォン・シェーンヴァルト、卿は面白いように動いてくれた。
しかし私の見込み違いだったようだな」
そう言ってオーベルシュタインは事切れた。


ラインハルトが最後の力で叫ぶ。
「俺は道化だっのか!、姉上ーー」
その瞬間ブリュンヒルトをケーニヒス・ティーゲルの主砲が貫きラインハルトごと原子の粒に成っていった。



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