第二章
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「この身体を何かの獣に変えるぞ」
「そこまで言うのか」
「また凄い約束を言うな」
「別にそこまでしなくてもいいぞ」
「太陽を落としてくれるだけでな」
「これはわしへの誓いだ、わしの弓矢は百発百中だ」
だからだというのです。
「太陽が相手でも一本ずつでだ」
「落としていくか」
「そうしていく自信があるからか」
「そうだ、誓うのだ」
自分自身にというのです。
「当然皆にも世界にも神々にもな」
「全部に誓うのか」
「失敗したら親指を落として人間をやめる」
「その様にか」
「そうだ、誓う」
まさにというのです。
「今な、そして今からな」
「太陽を落とすか」
「七つの太陽全てを」
「そしてこの暑くて仕方ない世界を何とかするぞ」
こう言って早速でした、エルヒーは弓矢を出してです。
そのうえで太陽に狙いを定めました、まずは最初の矢を放つと。
その矢が太陽を一つ落としました、落ちた太陽は輝きを失い水星になりました。
二つの目の太陽は火星、三つの目の太陽は木星、四つの目の太陽は土星になりました。五つ目の太陽は天王星六つ目の太陽は海王星になり。
太陽はあと一つになりました、エルヒーはその最後の太陽にも狙いを定めて矢をつがえたのですが。
丁度矢を放ったところで上を燕が飛びました、燕が来たのは偶然ですが。
エルヒーが放った七本目の矢は燕の尾に当たりました、それで燕は驚いて地面に檻てしまったのですが。
尻尾は矢で分かれてしまいました、この時から燕の尻尾は二股になったのです。
燕は慌ててエルヒーのところに来て謝りました。
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