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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十三話
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た。

「いやなんつーか。つい、な」

二人は顔を見合わせてプッと笑った。

「お互い様だな、弾」

「だな、一夏」

一夏は蘭が蹴破ったドアに目を向けた。

「万象よ巻き戻れ」

と手をかざせばドアが元通りとなった。

「便利だなー…」

「教えてやろうか?」

「俺は魔法使いにはならなくていいな。
俺がなりたいのは料理人だ」

「ふーん。夢、決まってんだな」

一夏がポツッと言った。

「ん?お前夢って決まってないのか?」

「最終目標は決まってるんだけどね。高校に行くかどうかだよな」

「お前に行かないって選択肢があるのが驚きだな」

「うん。高校まで行くか、それとも中学出たら束さんと研究するか迷ってる」

「ああ、そういう事か。でもいいのか?箒ちゃんは高校までは絶対行くんだろ?」

「うん。IS学園」

「噂のアレか」

「知り合いが今年から行くらしいんだよね」

一夏の言う知り合いとは虚のことだ。

「へぇ」

「ま、シャルとかラウラとかの事は俺が居なくても箒がどうにかしそうだし…」

「シャル? ラウラ? だれだそれ?お前の知り合いか?」

言ってから一夏は『しまった』という顔をした。

「忘れてくれ」

「まぁ、いいや。お前の言うことをいちいち気にしてたらやってられないからな」

弾はおもむろに一夏を抱き上げ、胡座をかいた脚の上にスポッとのせた。

「おお…このフィット感…」

「うん…コレはコレで安心感があるな。
ただちょっとゴツゴツしてんな…」

「悪かったな男で」

「女になる薬あるぞ」

「あんの!?」

「天災兎印」

「絶対飲まねぇ。お前飲めよ」

「これで体が本気で女になったら…
いやアリか…?」

「一部男子が狂喜乱舞して女子が落胆するな」

「絶対しない。今決めた」

弾は一夏を撫でながら尋ねた。

「で、最近鈴とか千冬さんとはどうなの?」

「ふみゅぅぅ……こないだシャオ……鈴のお母さんに殺されかけた」

「え、なにそれ怖い」

「いやな、吸血鬼になったじゃん?
それがシャオシン的にはダメだったらしくてさ」

「えー…どんな状況だよ」

「まさか鈴が仙人の娘だったとはなぁ」

「What !?」

「いやマジでビビったわ。それ以来会ってない」

「ま、まぁ、よしとしよう。千冬さんは?」

「連日会見と取材。ここ数日会ってない」

「だよなぁ」

「でもそろそろ帰ってくるはず」

「そうなのか?」

「うん。2日くらいは家に居るとかどうとか」

「そか、なら千冬さんには孝行してやれよ」

「わかってるよ
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