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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
求めるもの
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どこに行ったのかわかるの!?」
「たぶん・・・グレイは・・・」

ナツは彼がどこにいったのかおおよそ検討がついていた。だからこそ、ルーシィたちを連れてその場所を目指すことにした。




















「まさか君が一番にたどり着くとはね」

その頃、妖精の尻尾(フェアリーテイル)で一人待っていたゼレフの元に、一人の男が現れた。

「僕の予想じゃカミューニかラクサス辺りだと思ってたんだけど・・・」

彼はこの場所に誰かが来ることはおおよそ予想していたらしい。だが、目の前にいるのはその考えとは異なる人物。

「正直、残念だよ」

そう言って彼が冷めた目を向けたのは、全身傷だらけの黒髪の青年。

「そろそろ帰ってくんねーかなぁ。そこ・・・俺がいつも座ってる席なんだ」
「一番・・・ナツを悲しませる状況になってしまった」

ゼレフの元に現れたグレイ。満身創痍の彼に、ゼレフを倒す秘策は残されているのだろうか?


















「ここで来るか、アクノロギア」

天界から見下ろしているドラゴンたちと一人の天使。彼らは戦場に舞い戻った暗黒の翼を見て顔を強張らせていた。

「まだティオスも倒せてないのに・・・」
「こんなタイミングで現れるとはな」

グランディーネとメタリカーナが思わず弱気な声を発する。

「確かティオスというものはアクノロギアより強いはずだが?」
「奴にアクノロギアを任せるのか?」

最終的にはアクノロギアをもターゲットにしているティオス。そうなれば多少前後してでも彼に期待が寄せられる・・・

「いいえ、無理よ」

だが、ヨザイネは簡単にその考えを否定した。

「万全なティオスならアクノロギアなんて楽勝だろうけど、今はバランスが崩れた状態。それで勝てるほど甘くないわ」

本来の力を失っているティオスでは相当厳しい戦いになる。それはカミューニが彼の腕を切り落とすことを計算していた彼女ならば簡単にわかるものだった。

「ならばどうする?」
「今の人間たちでは、アクノロギアを倒すには至らない」

二国間の戦争で消耗している魔導士たち。彼らが協力しても及ぶかわからない相手。アクノロギアの登場で400年前の竜王祭の再来になってしまうのか、そんな不安がドラゴンたちに流れた。

「いや、問題ないのだろ?ヨザイネとなら」
「さすがですね、炎竜王」

だが、イグニールは彼女の狙いに気付いていた。ヨザイネは噂に違わぬその嗅覚に思わず拍手をする。

「何?ヨザイネ。問題がないって」

隣にいたヴァッサボーネはそれがどういうことなのかわからず問いかける。すると、ヨ
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