暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-F犯罪者狩り〜Eroberung Flotte〜
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
て自由となった。無傷のままでの拘束は無理だ。魔力ダメージによる昏倒、そして厳重に拘束。これしかあの仮面持ちを抑える方法は無い。身構えたところで、カランと床に何かが転がる音がした。

「「「『ッ!?』」」」

ビクッと体が強張る中、私は音の出所へと視線を移した。床に転がっていたのは「手榴弾!?」という、質量兵器に数えられる爆弾だった。安全ピンは抜かれている。もはや爆発は止められない。手榴弾はカッと強烈な光と音だけを発生させた。私は「くっ・・・!」思わず目を閉じ、片腕で目を覆った。主たちが何かを叫んでいるようだが、甲高い音の所為で聞こえない。

――トランスファーゲート――

「・・・っ!」

仮面持ちの気配が消えるのを感じた。それからすぐに視界が晴れ、耳鳴りはするが主の「大丈夫か!?」という声も聞こえた。私とセラティナが「大丈夫です」と応じていたところ、「八神司令!」とハルトマン捜査司令が入ってきた。

「すみなせん。仮面持ちによる殺害、および逃走を許してしまいました」

主が申し訳なさそうに頭を下げたのを、ハルトマン捜査司令は「それは残念ですが、皆さんが無事で何よりです」と主の肩を優しく叩いた。結局、今回の一件は24名の仮面持ちを逮捕できたが、おそらく幹部クラスであろう般若の仮面持ちや艦隊には逃げられてしまったことで、私たち管理局の敗北という形となった
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ