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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-F犯罪者狩り〜Eroberung Flotte〜
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マンです! 今、列島内からアドニーファミリー、ウバロパーティ、異端結社、星連会、この4組織の首領より投降するという旨の連絡が入りました。そちらにもモニターを寄越します!』
私たちの前にモニターが展開され、煌びやかな部屋と円卓に腰掛けた老人4人が映り込む。身なりがきっちりした紳士のようだが、管理世界にその名を轟かすマフィアのボスである。そんな彼らは、自分たちを無事にこの場から逃がして身の安全を確保してくれさえすれば、逮捕されてもかまわない、というある種の取引を持ちかけてきた。今彼らの居る場所への隠しルートなどのマップも提供され、行けなくはなくなったが・・・。海上警備部は取引を承諾するようで、『保護しに行きましょう』とハルトマン捜査司令が指示を出した。
『八神司令・・・。海上警備部より応援を出動させたとの連絡が入っています。ですが到着までもうしばらく掛かるようです』
「・・・了解。それでは私とリインとアインスの3人で・・・」
主がそう伝えようとしたところ、ハルトマン捜査司令が自分を指差し、『4人目です♪ それに・・・』と微笑んだ。さらにモニターの外へと視線をやるとカメラが引いて、艦長席の隣に佇んでいた副官を映し出した。ターコイズブルーの長髪をポニーテールにし、桃色の瞳はやる気に満ちている。
『セラティナ・ロードスター司令補を加えた、5人で向かいましょう。すぐに合流しますね♪』と微笑んだ。捜査司令たちとの通信が切れ、そう時間を経ずにリュッチェンスよりハルトマン捜査司令とセラティナが降りてきた。
「お待たせしました」
金色のショートヘアを風に靡かせ、ツリ目気味の翡翠色の瞳は、砲撃を止めた艦隊へ向けられている。漆黒のエンパイアドレス、袖の無いインバネスコート、キューバンヒールという防護服に、先端の球体に羽を畳んだ蝶が数匹と並んだような杖型(私としてはメイスと思える)ストレージデバイス・“シュメッターリング”。
「同じ空を飛べるのは何年ぶりかな・・・?」
「そうやね〜。特捜課が解散してからやし、もう随分と前やね」
「そっか〜。・・・はぁ、特捜隊は解散、特騎隊は無期限活動停止。行くとこ行くとこ無くなっちゃうから、海上警備隊も無くならないように頑張るよ」
「さすがに海上警備隊は無くならへんと思うよ?」
幼少の頃よりデザインの変わらないワンピースにジャケット、コルセットスカートという防護服に身を包んだセラティナと会釈。
『ハルトマン捜査司令。艦隊の砲撃が止むとほぼ同時、列島内にて多数の魔力反応が出現しました。おそらく大隊メンバーによるマフィア掃討かと思われます!』
主とハルトマン捜査司令が顔を見合わせて頷いた。砲撃の心配が無くなりさえすれば、両艦にて待機中の戦力を投入できる。そういうわけで、2
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