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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-F犯罪者狩り〜Eroberung Flotte〜
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ゃあリイン、アインス、行くよ!」

「はいです!」「はい!」

3人一緒に大空へと飛び立って、重力に従って急速降下。戦艦を視界に収められるほど降下したとことで「リイン! ユニゾンや!」って、リインとのユニゾンを果たす。

「アインス、兵装を真っ先に潰すよ!」

「はい、主はやて!」

高高度を飛ぶヴォルフラムとリュッチェンスを狙って放たれるのは主砲レールガン。副砲や機関砲台は稼動してへん。まぁ2隻の居る高度にまで届くとは思えへんしな。とりあえず最優先は、二連装機関砲8基の制圧やね。アレの直撃は錬度の高い航空魔導師でも確実に撃墜・・・死ぬわ。

「ハウリングスフィア!」

私は大きめな魔力スフィアを周囲に6基と配置。降下を続ける中でアインスが「妙な力場を感じます」って言うて、背中から展開されてる6枚の黒翼の中から羽根を1枚、右手の親指と人差し指で摘み取ってフッと振ると、羽根は5m近い槍と化した。

「主はやて。おそらく障壁です」

『一気に貫くです?』

「そうやな〜・・・。試しに私から行くわ。アインスはよう見てて」

「はい」

“シュベルトクロイツ”の先端を戦艦へと向けて、「ナイトメアハウル!」って、杖の先端と周囲のスフィア6基から直射砲を発射。左舷の機関砲台の稼動を確認。放たれてくるんは実弾やなくて「エネルギー弾・・・!」やった。1発1発の威力は低いようやけど、さすがに何百発も撃たれたら私の砲撃も粉砕されるわ。

「さすがの私も直撃は避けたい物量です。主はやてはこの高度で待機を。ここまでは届かないようですし」

アインスの言うように主砲のレールガンの射程は尋常やないけど、エネルギー弾はそんなに長ないようや。

「次は私は仕掛けます。主はやて達は遠距離からの攻撃をお願いします」

「ん。了解や」

『判りました!』

そう言うてアインスは単独で再降下しつつ、「その身に刻め! ビーネン・シュティッヒ!」魔力槍を投擲。エネルギー弾の弾幕が迎撃に入るけど、アインスにも魔力槍にも掠ることが出来ひん。そんで魔力槍が弾幕の中を突っ切って、もうちょいで主砲に直撃ってところで艦体全体を覆うバリアに拒まれて消失した。

「っ! なんや、あの尋常やあらへんバリアは!」

『アインスのシュティッヒを防御したですか!?』

アインスの数ある魔法の中でも結構な貫通力を有するビーネン・シュティッヒ。アレを防ぐバリアとなると、私の魔法やとヘイムダルや螺旋槍レベルの質量か、集束砲くらいしか突破できひんやろな。

『戦艦が移動を始めたです!』

「アインス、航行を妨害する! 巻き込まへんようにするけど、念のために気を付けてな!」

『了解です。存分にどうぞ』

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