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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2120話
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やらダグラスの現在の立場が、俺を呼んだ理由らしい。

「先程も言ったと思うが、ダグラス大佐はダイクン派として有名な方だ。だが、だからこそ上からは睨まれている。そんな中で、ダグラス大佐はケン少尉達の部隊長となる事となった」

 ラルの言葉に、ケンとガースキー、ジェーンの3人がそれぞれ違う表情を浮かべる。
 ……何だ? 軍人らしくはないけど、軍人なら部隊に配属されるのは当然だろうに。

「尚、ダグラス大佐が率いる部隊は、外人部隊と呼称されている。それを考えれば、儂の言いたい事も分かるのではないか?」

 外人部隊?
 その呼称は、本来なら国の外の人間……外国人に付けられる呼称だ。
 つまり、ケン達は……

「サイド3の人間じゃないのか?」
「正解だ。ケン少尉達はサイド3出身の人間ではなく、コロニー公社の人間だ。それも腕利きのチームのな。だが、その腕利きというのが、ジオン公国にとって大きかった」
「つまり、戦力として引き入れられたと?」

 コロニー公社というのは、基本的には中立という立場だった筈だ。
 だが、ジオン軍はそこに目を付けたのだろう。
 MSパイロットとして……それも腕利きのパイロットとして使えるかもしれない、と。
 当然コロニー公社で働いていた時は、MSの操縦などはした事がなかっただろう。
 だが、腕利きのチームというのであれば、それこそ宇宙での作業には慣れている筈で、全くの素人をMSパイロットとして育成するよりは大分時間の短縮になる筈だ。とはいえ……

「ジオン軍に使われるのが嫌なら、逃げ出せばいいんじゃないのか? それこそザクでも持って連邦軍に投降すれば、向こうでも大歓迎してくれると思うんだが」

 ましてや、連邦軍なら中立の筈のコロニー公社の社員を拉致して、暴力で命令を聞かせていたという事が分かれば、大々的に報道して世論を……そしてコロニー公社を味方にしてもおかしくはない。
 そうなれば、連邦軍からはヒーロー的な扱いを受ける事も出来る。
 もっとも本人がそれを望まないのであれば、そこまでする必要はないだろうが……それでも、ザクを入手出来るだけで連邦軍にとっては大歓迎してもおかしくはない。
 連邦軍も様々な手段を使ってザクは入手していると思うが、ザクというMSは多くあっても困る事はない。
 MSの解析や、パイロット候補生の練習機、もしくはジオン軍の振りをして攻撃を仕掛ける……といった手段もある。

「それが出来れば、わざわざこんなに苦労はしない。アクセルだったかな。君が知ってるかどうかは分からないが、コロニーを作る為には数ヶ月……場合によっては年単位の時間が掛かる事も珍しくない。そんな訳で、仕事をする時は基本的に家族と一緒にそのサイドに移動する事が多い。それは、ジオン公国からの仕事でも
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