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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第40話 聖剣を超えろ、祐斗の新たなる力!
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月から放たれる淡い光が結界を通して紫の光となって深夜の駒王学園に降り注いでいる。本来なら誰もいない校庭には静寂だけが存在しているはずなのだが今は禍々しい魔法陣が校庭の中央に展開されており、それを3人の男たちが期待を込めた眼差しで見つめていた。
「くくく……3つのエクスカリバーが一つとなるか。良かったな、バルパーよ、貴様の願いが叶って」
「何を言う、コカビエルよ。こんなものでは物足りぬよ。あの小娘たちが持つエクスカリバーも融合させたいからな」
「でもあいつらが素直に渡しますかねー?」
「その時は人質を殺して開戦といこうじゃないか、どの道こいつらは死体にしてセラフォルーに送り付ける予定だからな」
コカビエルは地面に倒れるソーナ・シトリーとその眷属たちを見ながらそう話した。
「ぐっ……堕天使コカビエルがここまで強かったとは……」
「おやおや〜、まだおしゃべりができる元気が残っているようですね〜」
悔しそうにコカビエルたちを睨みつけるソーナ、そこにフリードが現れてソーナの頭を踏みつけた。
「うぅ……!」
「ぎゃはは、無様ですね、悪魔さん。どうですか?守るべき学園を我が物顔で占拠されて無様に横たわっている気分は?」
「ぐっ……うぅぅ……!!」
フリードに頭を踏みつけられながらソーナは涙を流した。奇襲を受けたとはいえ何もできずに敗北して挙句人質にされるという失態を犯してしまった、眷属たちは敗れ自分が弟のように思っていた子は重傷の状態で連れていかれた。安否を確かめたいがそれすらもできなかった。
(いっそこのまま足手まといになる位なら自分で……)
「おっと、つまんない事を考えんなよ」
舌を噛もうとしたソーナにフリードが電撃を浴びせた。体が痺れ動けなくなったソーナは煙を上げながら横たわった。
「あのさ、そういう空気の読めない事をしないでくれないでほしいな。もし次に同じことをしようとしたらお前の眷属殺すから」
情けない……ソーナの心はそんな感情でいっぱいだった。眷属も守れずに自害もできない、そんな自分が悔しくて仕方なかった。
「フリード、一応人質であるんだからあまり手荒な真似をするなよ?」
「えー、どうせあいつらを殺したらこいつらだって殺すんでしょう?人質何てくだらないことしてないでさっさと殺せばいいじゃないですかー」
不満げにソーナを蹴飛ばすフリードにコカビエルはくくくと笑いながら話す。
「それもいいが折角の機会だ、最強のエクスカリバーとやらを見ておこうじゃないか。俺の協力者も見たいという話だからな」
「協力者ねぇ……ボスには悪いけど俺はあまりあいつが好きになれないんですよねー」
「なんだ
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