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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第40話 聖剣を超えろ、祐斗の新たなる力!
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斗は力強く頷いた。イッセーはそれを確認すると赤龍帝の籠手を出してコカビエルに近づいていく。それに対してコカビエルもイッセーに近づいていき二人は校庭の真ん中で遂に対立した。
「ようやく貴様と殺し合いが楽しめるな、美食屋イッセー」
「俺は食う目的以外に殺しはしねぇ、お前には聞かなくてはならないこともあるからな」
「そうか、ならその戯言をいつまで吐けるのか見させてもらおうか」
「たっぷり見せてやるさ……禁手!!」
赤龍帝の鎧を纏ったイッセーとコカビエルが動き出し互いの拳をぶつけ合った。そのぶつかり合いは駒王学園全体を揺らすほどの衝撃を放ち深夜にも関わらず近くにいた鳥や動物たちが身の危険を感じ逃げだすほどの恐怖を生み出した。
「ふん、いい一撃だな」
「……」
鎧が砕けて右手から血を噴き出すイッセーは、同じく右手から血を噴き出して楽しそうに笑うコカビエルの腹に目掛けて鋭い一撃を放った。
コカビエルはイッセーの一撃に苦しげな表情を浮かべたが怯まずにラリアットでイッセーの首を攻撃した。
「ぐはっ……!」
大きく後ずさりしながらも踏ん張ったイッセーはコカビエルを見据える、彼の目に映ったのは地面に手を置いてクラウチングスタートをしようとしていたコカビエルだった。イッセーは回避をしようとしたがコカビエルが消えたと思ったらその剛腕に捕らえられていた。
「イッセー先輩!!」
小猫の悲鳴が聞こえるがイッセーはそのまま体育館にまで連れていかれて体育館の壁に叩きつけられた。イッセーが叩きつけられた体育館は壁にヒビが入り半壊してしまった、コカビエルの突進はそれだけの威力を持っていたのだ。
「どうした、この程度か?」
「……ッ!」
追撃しようと拳を振り上げるコカビエル、イッセーはその一撃を辛うじて避けてコカビエルの首に前蹴りを放った。
「ぐぅ……!」
「はあぁぁぁ!!」
たまらず後退したコカビエルの顔面をイッセーの拳が捕らえた、そしてイッセーはそのまま連続してコカビエルの全身に打撃を打ち込みながら校庭まで移動した。
「生ぬるいわ!」
イッセーの連続攻撃を受け続けていたコカビエルだったが、一瞬の隙をついてイッセーの頬を自身の剛腕で張り付けた。顔の鎧が吹き飛ぶほどの威力を持ったビンタを受けたイッセーは口から血を吐き出してコカビエルに近づいていく、一方のコカビエルも口から垂れていた血を指でぬぐい取ってイッセーに近づいていく。
「……」
「……」
再び睨みあう二人、そしてなんの前触れもなくお互いの頬に拳を叩き込みあって再び戦闘を開始した。拳と拳がぶつかり合うと大気が揺れ蹴りがぶつかれば地面が割れる、まさに災害
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