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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第40話 聖剣を超えろ、祐斗の新たなる力!
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、未だに自分だけグルメ細胞に適応できなかったことを気にしているのか?」
「だってボスだけならともかく何でバルパーの旦那まで適応できたのに俺だけ出来なかったのか……納得いかないっすよ」
「失礼な奴だな、お前は……」
不満げな視線でバルパーを見るフリード、そんなフリードにバルパーは気分を害されたという嫌そうな表情を浮かべた。
「しっかしあいつ、実際何者なんでしょうね?この町に来た俺たちに接触してきて隠れ場所をくれたりグルメ界だか何だか知らないけどスゲー細胞くれたり……なんか怪しくないっすか?」
「あいつが何者だろうとどんな目的を持っていようと俺には関係ない。あいつのくれたグルメ細胞で俺は強くなれたんだ、寧ろ感謝しているくらいさ」
コカビエルは自身の身体を見て満足そうに笑った。コカビエルたちがこの町に来て直に接触してきたのがコカビエルの言う協力者だった。初めは半信半疑だったコカビエルもグルメ細胞を移植されて数日で全盛期の自分を超えるほどの力を得た事でグルメ界の事を信じる事にした。
「しっかしグルメ界か……どんなところなんだろうなー」
「どうやら美食屋イッセーもグルメ界に行く手段を持っているらしい、奴を殺してその手段を奪いこの世界を破壊しつくしたら行ってみようじゃないか。きっと身の毛がよだつ強い存在ばかりなのだろう、ああ、楽しみで仕方ないな……」
コカビエルは正直この世界に最早興味など持っていなかった、あれだけ望んでいた戦争もつまらなく感じ始めていたのだ。グルメ細胞を得て更なる強さを得たコカビエルは悪魔のくせに戦争を拒むサーゼクスや綺麗ごとしか言わないミカエル、そして神器とやらの研究に没頭するアザゼルに興味を失い始めていた。
グルメ界の事を知ったコカビエルは是非ともそこに行きたいと協力者に言った、だがその協力者はこの世界の強者たちを皆殺しにできるほどの実力が無ければ話にもならないとコカビエルに話した。
それを聞いたコカビエルは悪魔や天使、そして同胞である堕天使までもを皆殺しにする事にした、そしていずれは神話の神々にも喧嘩を売り最後にはあのオーフィスやグレートレッドを打倒してグルメ界に行くのがコカビエルの現在の目的だ。
「その為にもまずは兵藤一誠を倒さなくてはならん、そこから俺の輝かしい未来への一歩が始まるのだ」
コカビエルはこちらに向かってくる数人の男女と一匹の獣を見据えて禍々しい笑みを浮かべた。
「コカビエル、約束通り来てやったぜ。よくもまあ駒王学園をここまでメチャクチャにしてくれたもんだな」
「来たか、美食屋イッセー。くくく、中々に味のある光景になったと思わないか?自分たちが通う学園での決戦、いいシチュエーションではないか」
「それを直すのは
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